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“THMIS mama”~お洒落の小部屋~

読んで楽しや、見て楽しい♪お洒落の小部屋が綴る、ユーモアたっぷりに、笑って過ごせる「生活応援情報」ダイエット・エステ・ファッション・社会・ビジネスと、トコトン学んで笑って“ハイ!スマイル~~♪

お相手様…。

  1. 2015/09/30(水) 07:12:36_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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ホテルマンが3人を部屋に案内する。
「こちらになります。ごゆっくりとどうぞ…。お相手様は、先ほど到着されております。」
「あっ、そう…ありがとう。」

と、奈緒美。室内に入れば、
「その節は…お世話になりました、ありがとうございます。」
と、ロサリン。

「いいえ…コチラこそ…。」
そしてロサリンの傍にいるのが株式会社ナテュールの常務取締役の名取環、
そしてその隣が営業担当の辺見達樹と、同じく営業担当の山内美里。

奈緒美が、
「名取常務、辺見さん、この前はどうも…お世話になりました。お隣の…この可愛い方は…???」

「あっ…、初めまして…私…、山…、山内…美里…と、申します。今年入社したばかりで、全く慣れてなくって、申し訳ございません。…まさか…こんな席に同席できるなんて…、もう…。」
「ハハ…カッワいい~!奈々ちゃんと同じ…。」

「…と、言う事は…そちらがあの…???」
と、常務の名取。

「はいそうです名取常務、一度は動いている彼女…見てもらわなければ…コチラも困りますから…。今日は、連れて参りました。是非…お見知りおきを…。」

と、言いながら奈々子を自分の隣に手招きして、
「奈々ちゃん、ここ、ここ。」
「す…み…ま…せん、失礼します。片倉…奈々子…と、申します。初めまして…。」

「いや~凄い、存在自体でオーラ感じますなぁこりゃ。」
と、名取。



お相手様…。


※※※※※※※※※※※※※

   



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両手を目の前で…。

  1. 2015/09/29(火) 05:27:18_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「奈々ちゃん…ちゃんと寝てる…???」
「ええ…大丈夫です。ぐっすりと寝てますから…。」

「そっ、良かった…。何たって、あなたは卵なんだから、期待してるわよ~ふふ…。頼んだぞ直樹。」
「ハハ…ヘ~イ、ラジャー!」

「えっ…うそ…私なんてまだまだ…全然。社長…そんなに…。」

いきなり顔を赤らめる奈々子。

「な~に言ってんの、今や凄いよ奈々ちゃん。あんたが…知らないだけ。」
「そんな…私なんて…。」

思いっ切りかしこまる奈々子に、谷も…。

「あれ…奈々ちゃん、知らないの…???奈々ちゃんで撮ってるアイテム。どれも結構完売してるって…。」
「えっ…うっそ…???」

「おいおい奈々ちゃん、本屋さんで働いている割には…。知らなかった…か~???」
「えっ…、えっ…そ…う…なんですか…、完璧に…しら…な…い。」

そして隣の奈緒美を見て、両手を目の前で合わせて…、
「ご…めん…なさ~い社長。」

「…やれやれ…まったく…。可愛過ぎるよ~奈々ちゃ~んこの~!」
と、奈緒美も少しおちゃらかになって、
奈々子の両脇に両手をやってくすぐる。
「キャッ。」

「ハ~ハッハッハ。」
と、奈緒美。そして、谷に向かって、
「谷君、あとどれくらい…???」
「あと…10分くらいっすね。大丈夫っすよ社長、予定より早く着きそうですから。」


「社長…どこに…???」
と、奈々子。

「奈々ちゃんにも一度逢ってもらわないとね…。新規のお客様。」
「えっ!!!」




両手を目の前で…。


※※※※※※※※※※※※※

   




笑いながら奈緒美。

  1. 2015/09/28(月) 11:46:49_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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会社のラウンジに、カメラマン小川と一緒に、
「ナオミOK~???奈々ちゃんOKよ。」
「ハ~イ奈々ちゃ~ん。」

と、奈々子に手を振ってニッコリと微笑む奈緒美。
奈緒美を前に、いきなり姿勢を正して一礼をする奈々子。

「お疲れ様です社長。」
「ハハハ…奈々ちゃん、リラックスリラックス。直樹と一緒に、ナオミで良いよ、私の事は…フフ…。」

「…そんな…とんでもないです。私みたいな新参者が…。」

実際、奈緒美の前ではいつもの奈々子ではいられない、
緊張そのものの奈々子なのである。

「そ~んなに緊張しないの…。私の方が緊張しちゃう。」
と、笑いながら奈緒美。

「じゃ、直樹。」
「OK。」

「奈々ちゃん、今日…時間あるでしょう…???」
と、奈緒美。

「ええ…はい、大丈夫です。」

そう言いながら奈々子の肩に腕を回してニコニコと微笑む奈緒美。

この時点で、社を出る通りで数名の社員とすれ違うが、
その誰もが寄り添って歩く奈緒美と奈々子の姿を見るだけで、
顔を赤めるほどに魅力的な光景なのだった。

正に超一流のモデルが歩いていると言う感じなのだった。
それだけ奈緒美と言う女性は、一旦彼女が触れた女性の体は、
自然にしなやかな動きにさせるほどの人物だったのである。

アプローチで待っている社のワゴン車に乗り込み、
向かうは都内某所のホテルの一室である。

助手席に乗った小川が、
「谷さん。じゃお願い。」
「あいよ。社長、お疲れ様で~す。奈々ちゃん…綺麗だよ~!」



笑いながら奈緒美。


※※※※※※※※※※※※※

   




分かる気がする。

  1. 2015/09/27(日) 07:40:37_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「お~ぅびっくりした~驚かすなよ、全く~ふ~!」
「はいはい、驚かせちゃいましたね、室長殿ぅ。」

「…やっぱり…ナテュールも新規…開拓みたいだね~!この前会った…、ルポゼ…神崎さんとこと正式に提携したようだ…。」
「ふ~ん。…で…???どうなるって…事…???」

「多分…今までのナテュールとは、インプレッション…変わってくるだろうね…。これだって、今までのナテュールのデザインとは一味違ってるから…。年齢層が違ってくる。」

そう…片倉奈々子がモデルとして撮影されているアイテムを見ながら、
遠くの方に目を遣りながら話す健介。

「ふ~ん。」

そう言いながら、健介からその写真を取り上げて、
じっくりと写真を食い入るように見る紗友莉。

「…ん…???この人…???」
「……。」

思わず紗友莉のその言葉に顔を向ける健介…。目が…。

「…この人ってさぁ…、何歳なんだろう…ねぇ…。若いとは思うんだけど…。こういう風に…写真撮られると…、このアイテム…、自然にゲットしたくなっちゃうよね。多分…、そんなに凝っていないアイテムだとは…思うんだけど…、これじゃ、老いも若きも…買うわ。」

低い声で健介が…、
「そっちかよ…。」

「ん~。分かる気がする今…人気だって事…。…ん…???健介…今…何か言った…???」
「…ん…???いや…別に…。…さ…て…と。」




「奈々ちゃん、お疲れ…。」
「あっ、小川さん、お疲れ様でした。」

「ちょっと…これから良いかな???」
「あっ…はい。」



分かる気がする。


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辺見との電話。

  1. 2015/09/26(土) 19:10:50_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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健介は紛れもなく、薄らと…汗を掻いていた。
まさか、取引先のメーカーがルポゼと繋がりを持つとは思ってもいなかった。
しかも…採用したモデルが…片倉奈々子…だとは…。


「そうそう松っさん。ウチもね、一部、雰囲気を変えてみようって事で、結構前から準備してたのよ。そこにこの前、ロサリンから興味ある話、ウチの常務が聞いたらしくってね。聞けば、ロサリンも向こうさんの神崎さんとは面識あるって言うじゃない。それからはもうトントン拍子に、話が進んじゃってね。しかも…。」

健介はメーカー担当者の辺見と電話で話しながら、
「…で、このモデルさん…と、言う訳か…。分かりました達っつぁん。…あい、よろしく。」
「じゃあ松っさん、例の件もよろしく。待ってるから…。」

「あ~はいはい、紗友から聞いてます。楽しみですよ、久しぶりですから…。」
「…んじゃ、カミさんに…よろしくね。」

「ま~た、達っつぁん。…はは…勘弁して下さいよ。…ハイ、じゃ。お世話様~!」

辺見との電話が終わった後、健介は腕を組んで目を閉じた。
そして…。

「どうすんだよ、これから…???まっさかね~こういう事になるとは…。」

「何…???どうしたの…???何が、まっさかね~こういう事に…って…???」
いきなり後ろからの声に…、
「うわっ!!!びっくりしたぁ~っ!!!!何…おまえ…、そこ…いたの…???」

「うん、今入ってきたとこ。…な~にそんなに驚いてんのよ…まったく。はは…。」




辺見との電話。


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ガウチョパンツ 秋 ガウチョ 10分丈 トレンド ミモレ ワイドパンツ レディースファッション レ...

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季節商品「チョップドビーフカツバーガー」

  1. 2015/09/26(土) 19:09:01_
  2. 料理、グルメ、パーティ、飲食全般
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ねぇ、ねぇ…バーガーをこよなく愛する皆様方に、
ちょっこり…耳寄り情報…、お~しえちゃおうかな~!

先週の木曜日、9月17日から発売開始した…、
んま~いバーガーがあるんですね~!

そこの…彼女、彼氏…知りたくな~い~???
「なによそれって~???」

ジャ~ン、これなのよ…これ~「フレッシュネスバーガー
特とご覧あれ~!



その名も『チョップド ビーフカツ バーガー』と…申します~!



これね、何と牛バラ肉のスライスを切り落としたものなんだって…。
普通だったら挽肉のバーガーと言うイメージありそうだけど…、
切り落とし~と言う事で、名付けて「チョップ」

だから、メンチカツとはちょっと違った肉感が味わえると言う訳なのさ~!
とことんビーフ100%の旨みが嬉しいね~!

どう…???お味は…???
そっか、そっか…。


…でね…、肉も肉なんだけど…これよ、これ…。
フレッシュネスは、国産生野菜 !」と言う事で、
ほれほれほれほれ~使用している野菜はマスカルポーネ。
これ…北海道産よ。

それ…から…、トッピングしているのが栃木産の生鮮クレソンよ。

どうよ、どうよこのお味~!

ハニーマスタードで味をしっかりと引き締めて…ハイ!「490円也~~!」

そんなに慌てない、慌てない…。
10月から全店舗で導入予定だって~♪♪









※株式会社フレッシュネスからの情報です。



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「顔、赤くなっちゃう訳…。」

  1. 2015/09/25(金) 18:43:35_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「何だかね…、辺見さん言ってた。」

座っている椅子を自分の机の方に向けながら、
そしてまた一口コーヒーを啜りながら話す紗友莉。

「今、乗りに乗っているファッションプロダクションなんだって。ウチも…少しだけ、乗ってみようかと…って。そう言えば…この前…ロサリンに誘われて行った加奈子さんのパーティでも一緒したよね、何て言ったっけ…、え~っと…。」

「…ル…ポ…ゼ…。」
ポツリと…健介…。

「あっ、そうそう、そのルポゼ。今、凄い評判なんだってね。…えっ…健介…知ってたんだ???」
「あ…、あぁ…。」

加工伝と写真を別々の手に持ちながら…、
テーブルの端に腰掛けるような格好で…。


「そっか…。こうなるのか…。」

そんな健介の声を聞いて、紗友莉が…。
「…な~にぶつぶつ言ってんの…???その写真…どうかした…???まっ、確かに綺麗なモデルさんだよね~!ん~???もしかして…健介…、そのモデルの女性…好きになったりして…。」

いきなり予想もしない紗友莉の、その言葉に一瞬「ドキッ!」として。
「えっ???」

「な~んてね…。…って…なんで…健介…あんたが…顔、赤くなっちゃう訳…???」
「えっ…俺…顔…???」

「ハハハ…、冗談よ冗談。ハハ…本当に健介…赤くなってる、アハ…。」
「…な…、何…、何…バカ言ってんだよ。…んな…訳…ないだろ…。」

加工伝を持った手で、頭の後ろを掻きながら…。
「ハッハッハ~…だよね…。相手は…プロだもんね~!」



「顔、赤くなっちゃう訳…。」


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開発者が教える「120%おいしい」袋入りラーメン!!!

  1. 2015/09/25(金) 18:33:27_
  2. 料理、グルメ、パーティ、飲食全般
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「インスタントラーメンって…、結局は、早く出来て、手間かからず…。それでいて…、まぁまぁ美味しかったら…それでいいよね…。」

な~んて思っている方々に…「ツツツツツ…。」

もし、そのインスタントラーメンが…“生麺がうまいまま…。”
で…、出来ちゃうんです。

な~んて事になったら…どうします~!

『正に、進化した…麺』
と言う事で、これよ、これこれ…、
あの…「マルちゃん正麺」



「あ~マルちゃんね…、知ってる~!」

ちょっと、そこのあなた!!!
何が知ってるの???

良く見て、良く見て、ここ、ここ、ここ。
な~んと…リニューアルしたざんす。
ほれ『マルちゃん正麺 リニューアル

普通だったらさ~!インスタントラーメンって、茹でる時に、麺…解すじゃない。
実は…それ…NON、NON。

もっと美味しい茹で方ってあるのよ~!これ知ったら、
「うっそ…今度から、それやるやる~~!」な~んて事になっちゃうわよ~!

まずは…、生麺をそのまま乾燥させてるって事ね。
…で~乾燥…はさせているんだけど…、実は、
茹でる時に簡単に解れるようにして一度、丁寧に解してるの…。

…で、今度は熱風で…「乾燥」させている訳…なのさ~!
食べてご覧。

…で…、テレビCМ、見てご覧。

「嘘だと思ったら、食べるでござる。」
粋だね~!


まず丼にスープ入れるでしょ。…で、お鍋に沸騰し麺を入れる訳ね。
…で、ここで「1分間」触っちゃダメッ!

「1分」過ぎたら、またひっくり返して、また…触っちゃったらダメッ!

時間までそのまんま。
ゆでたお湯を丼に空けて、スープを溶かす。
…で最後に麺を丼に入れちゃうと…、自然~と解れくるわけさ~!
もう…自分で解してもOKよ~!

「食べてみるでござる。」

「お~~進化してる~!」

気付いてくれたで…ござるかな…忝(かたじけな)い♪♪





※レビューブログからの情報です。


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OFF Line社、次世代SNS「AirTalk」バージョン0.9.7 (iOS版)をリリースインターネットを使用しないBLE / WiFi 回線のみのP2Pチャットメニュー公開

  1. 2015/09/25(金) 17:49:33_
  2. インターネット全般
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DreamNews
今日のイチオシDreamNews


OFF Line社、次世代SNS「AirTalk」バージョン0.9.7 (iOS版)をリリースインターネットを使用しないBLE / WiFi 回線のみのP2Pチャットメニュー公開 OFF Line株式会社


下にあった写真…。

  1. 2015/09/24(木) 08:04:00_
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「ふ~んそう。何だって、辺見さん。」
「ほらほら、この前言ってた、一緒に食事する件。決まった。」

「ふ~ん、そう…。…で、いつ…???」
「今度の金曜日…、健介…OKだよね。もうOKだって言っておいたから辺見さんに…。」

「…こん…どの…金曜…???」
「うん。何か予定あった…???」

「…ん…、あっ…あ~!」
自分の手帳を見ながら…、
「いや…会議…が…。えっ…と…。あっ…、OKだ、会議…昼からだった…。OKOK。」
「ふん、そう…良かった。じゃ大丈夫ね。…あっ、それ…と~そこのテーブルにあるのも…それも辺見さんから、新しい加工伝と写真。ライン…OKよね…。」


コーヒーを啜りながら椅子を健介の方に向けて、
送られてきた加工伝と写真に指差して…。

「…ん…???ああこれ…か…。大…丈夫だ…ん…!!!!!」
加工伝を見て、その下にあった写真を見た途端…。

「えっ…これ…!!!」

思い掛けない健介の表情に…紗友莉が…。
「どしたの…???その写真が…何か…???」
「あ…いや…、別に…何でも…。」

思わず目の遣り場に困った健介…。

「これ…辺見さん…から…???」
「うん、そうだよ。今度、辺見さんの方でも、そういうモデルで行くみたい。凄いよねその人、物っ凄く綺麗。それに、今とにかく人気なんだって。」


「……。」
「どしたの…健介…???」



下にあった写真…。


※※※※※※※※※※※※※

   




「例の件だけど…。」

  1. 2015/09/23(水) 10:34:26_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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相変わらず自分で弁当を作ってお昼は、
その弁当をアトリエで食べている紗友莉。
そんな紗友莉に着電。

「お~っと、はいはいはいはい、もしもし~鮎川です~!」
「はい、紗友ちゃん…、おっ世話っ様~!…今、電話…大丈夫…???」

「も~ちろん大丈夫ですよ~はい~!」
「あはは…ありがとう。あのさ…、例の件だけど…。」

お得意先メーカーの辺見からである。
「はい、分かりました…今度の金曜日…、大丈夫です。予定はありませんから、空いてますよ。」
「サ~ンキュ~!…で、当然…旦那の方も…大丈夫…だよね…???」

「んもう~辺見さ~ん、旦那じゃないですって…。」
「うっそ…。付き合ってもう…10年だろう…、俺らからすれば…、もう籍入れたっていいくらいだって、思ってんだけど…。」

「はいはい、分かった分かった。大丈夫です。健介にも以前から言ってありますから…。任せるよって、言ってましたから、大丈夫です。」
「はは…そっか…。…んじゃ~お二人様…ご予約と言う事で…。」

「は~い、お世話になりま~す。」
「OKOK。承りましたよ~!…で、もう1つ…。さっきファックスしておいた加工伝…。そして…写真もあると思うけど…。」



「たっだいま~!」
お昼を済ませてきた健介がアトリエに…。

「おっ帰り~!…あっ、さっき辺見さんから電話あったよ。」


「例の件だけど…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




新しい出逢い。

  1. 2015/09/22(火) 06:12:26_
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「ほら…これ…。」
そう言って、自分の名刺を…紗友莉に差し出す拓哉。

「言っておくが…、悪戯電話…よこすなよ。」

開いた窓から手を差し出し拓哉の名刺を受取り、
「うん、分かった、ありがと。」
「じゃな、気を付けてな…。」

助手席の窓を上げながら、左手を振りながら、今来た道を戻る拓哉。

全くこの前のジミーとのこれと同じシーンを思い出し、
けれど、全く異なる感じに浸り、ある意味では、
新鮮で温かい感触に浸っている紗友莉だった。

「河合…拓哉…。か…。」

その日以来、紗友莉からジミーに電話をすることはなかった。
それよりも、逆に、数回はジミーから紗友莉のスマホに電話が掛かっては来るのだが、
一切紗友莉がその電話に出る事はなく、
やがて、ジミーからも電話は掛からなくなっていた。

そして遂には、紗友莉のスマホからも消えてなくなっていた。
それとは逆に…、

「もしもし…河合さん。鮎川です。」
「だから~悪戯電話掛けてよこすなって言っただろ…。」

「…んもう…、河合さん…、冗談ばっかり…。ハハ…。」
「…ハハ…悪りぃ、悪りぃ…。…で、どうした…???ん…???」

ジミーの電話と入れ替わり、今度は河合の電話番号の登録、
そしてリダイヤルが頻繁になっていた。

けれども…、そんな紗友莉の新しい出逢いなど、
知るはずもない健介。



新しい出逢い。


※※※※※※※※※※※※※

   




拓哉の言葉。

  1. 2015/09/21(月) 18:30:23_
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「…とは、言っても、ジミーほど有名じゃないけどな…。まだまだ駆け出し。」
「…そう…なんだ…、同じ…デザイナー。」

「…言っておくけど…ジミーほど…有名じゃない…て、言うだけだからね。そこそこは…まっ…な。」
「…じゃ…、一応は…知られて…る…???」

「…ん…???まぁ…、一応は…。否定はしないよ、否定は…。これでも、これからアメリカで本格的に…って、言うひとりだからね…。」
「…えっ…、アメリカで…???」

「ん~。来年には日本にはいない。本格的にアメリカで仕事する事になる。俺を育ててくれた師匠から呼ばれているんでね。」
「そう…なんだ…。」


「それより…君はどうする…???ん…???今回を切っ掛けに、好きな彼の元に…戻った方が…。」
「…えっ…???」

「彼氏…いるんだろ…、顔に書いてるよ。ハハ…。」

そんな拓哉の言葉を聞いた瞬間…、窓の外を見ながら…、心の中で、
「…もう…。」



「ありがとう…送ってくれて…。」
「おぅ。気分…もう…大丈夫か…、ん…???」

「うん。少しは…。楽になった。」
「そっか…。んじゃ…。」

そう言って、助手席の窓を上げてシートにしっかりと落ち着こうとした拓哉に…。


「ねぇ…河合さん???」
「…ん…???どうした…???」


「お願い…あるんだけど…。」
「…ん…???なに…???」

少し恥ずかしさも加味して紗友莉…。
「河合さんの電話…番号…。」
「はぁ~???俺の…???」


「…うん…。おし…えて…くれたら…、うれ…しい。」



拓哉の言葉。


※※※※※※※※※※※※※

   




運転席側から…。

  1. 2015/09/20(日) 07:40:51_
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だんだん身体が震え始めていた矢先に、
突然右方向からそう呼ばれて。

顔を向ければ、助手席の窓を開けて、運転席側から拓哉が、
「乗って。送ってく。」

恐る恐る助手席のドアを開け、シートに納まる紗友莉。

「…ったく、この時間帯に、女性ひとりでこの辺、歩ける訳ねぇだろ。考えてみても中学生でも分かるよ。」

何も言えない紗友莉。さっきまでの怯えていた体が、
少しずつ穏やかになっていた。

「…ご、ごめんなさい…、迷惑…掛けちゃって…。」

「…ん…???いいさ…別に…。少しは…落ち着いた…???」
「…ん…。」

と、少しだけ頭をコクリとして、バッグを抱え込みながら…、
「わたしって…。」
「…ん…???どしたの…???」

「バッカみたい…。なに…やってんだろ…。」
「…ん…???仕方ないだろ…。…まぁ相手が悪過ぎる。ただ…、誤解してもらっちゃあ困るが、ジミーは立派で、優秀なデザイナーだ。これは正真正銘。だけど…、そんなあいつを取り巻く連中も…同じように、キャリアな連中ばかりって…ことだ。まぁ…俺も…デザイナーの端くれでは…あるけど…な…。ただ…ジミーとは違う。あいつは…昔っから、女には…モテた。」


「…河合…さんっ…て…???」
「…ん…???あ~そういやぁ、俺…、まだ何も言ってなかったっけな…。ハハ…。」

そんな拓哉の声を、言葉を聞いて少しこころ和らぐ感じの紗友莉。

「河合拓哉…デザイナーだ。」



運転席側から…。


※※※※※※※※※※※※※

   




黙って歩く紗友莉。

  1. 2015/09/19(土) 10:27:13_
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室内に入り、並べてある料理の傍を通り、
その時に、ジミーと遥子が寄り添って会話をしているところ。

「おかえり鮎川さん。あっ、紹介するよ。」

そう言うジミーの傍でニッコリと笑う大沢遥子。
そんなふたりを見て、そしてすぐに視線を変えて玄関に向かう紗友莉…。

「あれ…どうしたのかな…彼女…。」

そう言いながら、紗友莉を追い駆けようとしたそんなジミーの肩を押さえて、
遥子の傍にジミーを戻す拓哉。人差し指を縦にして、
「ツッツッツッ。」

「止めとけ。」とでも言うようにジミーの肩をトントンと叩き、
出口まで近づく紗友莉の後を追い、そのまま外に出る紗友莉と拓哉。

「君…、鮎川君。どうやって帰るつもりだよ。」
「……。」

黙って歩く紗友莉。

「おい。」

呼ぶ拓哉にも、一切振り向かない紗友莉。
「…ったく、なんだってんだ。」

また腰に両手を当て。
「この辺…、あんまりタクシー通らないぞ。」

そう言って、今度は呟き加減で…、
「…駅までどんくらいあると思ってんだ。」

そう呟いたかと思えば、今度は…、
「あ~~、ったくもう…。なんで…こう…。」

周囲は閑静な住宅街、とは言え、さすがに拓哉が言うように、
この時間帯、殆ど車など通っていない。ましてやタクシーなど…。

来るときはジミーと楽しい話をしながら、
緑が綺麗な環境に心も穏やかになっていたはずが…今は…。

閑散とした路上、そして女ひとり…。

そこに、
「ねぇ…。」



黙って歩く紗友莉。


※※※※※※※※※※※※※

   




紗友莉の肩に…。

  1. 2015/09/18(金) 06:57:47_
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「こんな…だったら…わたし…、けんすけ…。」

「…あれ…、おい、おい。もしかして…、君…あ…ゆ…かわ…くん。」

顔を下向きにして、右手を口に当てて、低い声で泣く紗友莉…。

「参ったな~こりゃ…。マジかよ…、ジミーの事…。ったく~!」

手摺に右腕を当ててその上に額を乗せて、黙っている紗友莉。
その傍で腰に両手、そして右手を額に抑えて…。

「本気に…なっちまってたか…。無理に決まってんだろ。相手が相手だ。…まぁ…あいつの事を良く知っている俺たちだから…、こういう風に言えるんだけど…。そうでなくったって…。」

「……。」
「まぁ…あいつに惹かれるって…言うのは分かる…けどさ…。…ったく…。周りの連中見たってわかるだろ。殆ど…キャリアあるやつばっかりなんだ。」

「……。」
「…あっ、こりゃまた…失敬…。…別に君…鮎川…くんが劣ってるって言う訳じゃ…ないん…だけど…。…でも、状況が、状況だ…。しかも…遥子まで、この場にいるんだ。元カノの…。それをジミーも知っていて…、これだぜ。」

今まで静かに泣いていた紗友莉が突然、顔を起き直して、
バルコニーから離れ、
「帰る。」

そう言って、拓哉の傍から歩き始めた。

「えっ…、おい。」

そう言って紗友莉の肩に、「待てよ。」と言う風に手を当てる拓哉。

それを振り解いて紗友莉、
「ごめんなさい、か…わいさん。」

そう言いながら会場の室内に足を進める紗友莉。

「…ったく、もう…。やれやれ…。」



紗友莉の肩に…。


※※※※※※※※※※※※※

   




「バッカみたい…。」

  1. 2015/09/17(木) 18:43:48_
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「そう…、大沢遥子。モデルだ、混血の…。…で、彼女だ…ジミーの…。…とは…言え…、元カノ…か…、今で言やぁ…。」
「えっ…???…元カノ…???」

「そっ…。ジミーには、既に婚約した女性がいる。今…アメリカだ…。」
「えっ…???」

「ジミーのフィアンセ…、キャリアウーマンだ。バリバリの実業家だ。半年後には、彼女と晴れて結婚。アメリカで生活する事になってる。」
「えっ…うそ…、そんな事…一度も…彼…。」

「…まぁ…なんだ…、要するに…話す…必要も…ない…って、事…か。」
「話す…必要も…???」

「…あっ…いや…失敬。…でも、君…も…、本当は…ジミーの事…。」
「……。」

手摺で掴んで両腕を伸ばし、顔を下向きにして、
また前を向いて紗友莉…、
「バッカみたい…。」

「…ん…???」
「ふ~~!バカ…。」

…と、低い声で…。
そしてちょっと頬に流れた薄らとした雫を右手で拭って…。

「君だって…本当は…ジミーの事…。」
「凄~い、カッコいい人だって思ってた。そして、凄~い優しい人だなって思った。そして、私の好きなアメリカの事…、優しく…丁寧に教えてくれた。…だから…私も…だんだん…。」

そう言いながら、今度は、声が…涙声に…。

「…だから…わたし…、この人と一緒だったら、もしかしたら…、もしかしたらって…。うっ…うっ…。」

「…お…おい、おい…。」



「バッカみたい…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「後は頼んだわよ。」

  1. 2015/09/16(水) 07:23:11_
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ゆっくりと足を進める方向に、ひとりの男性がゆっくりとバルコニーへ。
その男性とすれ違いざまに、組んだ腕の右腕を男性に向けて、
何故かしら合図代わりに…。

「じゃ…、後は頼んだわよ。」

そんな風な雰囲気を男性に投げ掛けた感じで…。
その合図で、男性はチラリと彼女の後姿を横目で窺った程度で、
小さく顔を振り、わずかに下向きの顔を今度は真っ直ぐに前方へ…、
そしてゆっくりと紗友莉の顔に目を向け、
ズボンのポケットに両手を入れながら、
バルコニーの手すりの前で止まり、
両手をポケットに入れたまま、ゆっくりと背伸びをする。

そして背伸びした後は、夜の街の灯りを見ながら、今度は、
「ホゥ…。」

と、息を吐いて、両手をポケットから出して、
今度は右手で頭の後ろを掻く。そして、
「ふふ…やれやれ…、とんだピエロだ。」

と、クスクスと笑いながら一言。
そんな男性の一通りを見て、少し顔を下向きにしたままで、
男性を横目で見る紗友莉。

「あのぅ…。」

「あっ、ごめん。気分…壊しちゃったかな…。」
「…いえ…別に…。でも…何だか…。」

「…ん…、まぁ…、そりゃ…ショック…だよな。こういう場違いなトコ来ちゃって、思わぬ事に出くわして…。」

紗友莉は黙ったままで…。

「彼女の話…聞いた…んだろ…???」
「えっ…???」

「遥子の話…。」
「あの人…遥子…さん。大沢…って…。」




「後は頼んだわよ。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「…止めときな。」

  1. 2015/09/15(火) 10:38:35_
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「悪い事…言わない…。だから…彼は…止めときな。」

紗友莉の顔は、敢えて見ようとせず、
遠くに見える夜の街の灯りを眺めている、
さっきのジミーと一緒にいた女性。

「あなたは…一体…。」
「…さっきの私とジミー、見たんでしょ。…それなら…尚更よ。」

「あなたは…ジミーさんと…???」
「え~っ、私とジミー???」

そう言って、初めて紗友莉の顔を見て体を室内の方に向け、
バルコニーの手すりに背中を当て、腕組みする女性。

「それ聞いて…、どうしようっていうの…???」
「……。」

「…ね、言ったわよ、彼は止めときな…って。」

そう言って、バルコニーの手すりから背中を離し、歩き出す女性に、
「…あ、あのぅ…。」

そう言う紗友莉の顔は見ず、真っ直ぐパーティー会場の室内に目を向け、
「あっ、そっか…。そうだよね。これじゃあフェアじゃないよね。」

そう言って、紗友莉に流し目で、「クスッ!」と、笑い、
「遥子よ。」

「…えっ…???」
「遥子。私の名前…、遥子って言うの。大沢遥子。モデルよ。混血だけどね…。あなたの名前…知っているのに…、私の名前…あなたが知らなくっちゃ…、フェアじゃないでしょ。言ったわよ私…あなたに…。彼は…あなたが付き合えるような…、そんな男じゃないよ。…手に負えないよ。」

「えっ…???それって…???」
「知り…たい…、よね~!…ふふ…、彼に聞いてみな!」




「…止めときな。」


※※※※※※※※※※※※※

   




街の灯り。

  1. 2015/09/14(月) 08:38:27_
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初めてこういうパーティに招かれた紗友莉にエスコートをしているジミー。
けれどもそんなジミーと紗友莉を見つめている二つの視線…。

少し外の空気を吸いたくなってすぐそばのバルコニーへ…。
そこから見える少し遠くの夜の街の灯りを見ながら、
少し夜風に浸りながらの紗友莉。
髪を優しく撫でてくれるそんな心地よい風を感じながら、
ふと斜め後ろを見た途端、
「!!!!」

すぐさま今見てしまった光景から目線を逸らしてしまった。
今まで自分が座っていた席、
そこには紗友莉には到底太刀打ちできない女性が1人、
しかもジミーと隣り合わせにしっかりと身体を密着させて、
その女性の耳元でジミーが囁いている…。

見てしまったものを見なかった事にできるはずもない。
一気に身体が震えてしまった紗友莉。
おそるおそる見てしまった場所に再び…、
すると今度は誰もいない。

何故かしら…目頭が熱くなる紗友莉。
うつむきながら街の灯りを見ている紗友莉に、
「ねぇ…あなた…。」

後ろから紗友莉に声を掛ける女性。

「鮎川…さんって…言ったかしら…???」

紗友莉がその声に振り向くと、ゆっくりと歩きながら、
腕組みをしながら紗友莉に歩み寄る女性。

「ジミーと一緒の…人でしょ。」

まるで外人モデルのような女性が1人、
紗友莉のとなりに両腕を突き、街の灯りを見渡す。
さっき、ジミーと一緒にいた女性である。

全く訳が分からない紗友莉…、
「あのぉ…、あなた…は…???」



街の灯り。


※※※※※※※※※※※※※

   




ゆっくりと時間を掛けて…。

  1. 2015/09/13(日) 05:35:41_
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ジミーの車の中で紗友莉…、静かだった。
いくらジミーに、「気を楽に…。」とは言われても、初めての経験、
そしてもう1つが、健介と一緒にいた女性の事。
これだけがあの時から妙に頭に引っ掛かって離れなかった。

「――― なんで健介がああいう女性と…。」

そんな風に感じながらも…、それでも今の自分の事をも考えて…。
「――― でも…わたしだって…。」



「やぁ~ジミー待ってたぞ。」
「ハイ拓哉、お待たせ。…結構…盛況じゃないか…。」

「まぁね…。」
「あっ、紹介するよ、コチラ…鮎川紗友莉さん。アパレルの仕事をしている。」

「こんにちは、初めまして…河合拓哉。ジミーとは20年来の付き合いなんだ。」
「拓哉も僕と同じデザイナーなんだ。」

「へぇ~そうなんですか…、私…鮎川…紗友莉と申します。ジミーさんにはいろいろと…お世話になっちゃってて…。」
「ハハ…ジミーの事…よろしく…。ちょっと…癖がある…奴だけどさ…。」

「おいおい…余計な事言うなよ拓哉…。」
と、笑いながら拓哉の腕を小突きながら…。
「ハハハ…冗談冗談、ゆっくりして行って。」

そんな拓哉に手で合図をしながらジミー。
傍で少しだけお辞儀をしながらの紗友莉。



パーティはゆっくりと時間を掛けて、様々な人々が楽しい会話を楽しみ、
美味しい料理と飲み物を堪能していった。

「ちょっとごめんなさいジミーさん。」
「どうぞ…。」

そう言いながら、席を立つ紗友莉。



ゆっくりと時間を掛けて…。


※※※※※※※※※※※※※

   




ジミーの車に…。

  1. 2015/09/12(土) 18:31:20_
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「ごめんなさい。忙しかったですか…紗友莉さん???」
「いいえ…、今…丁度休憩時間だったんです。」

ジミーからの電話である。
丁度自販機に飲んでいたジュースの缶を捨てて、
アトリエに向かう途中だった紗友莉。

「それなら良かったです。例のパーティですが…。」
「あ…、ハイ…ありがとうございます。…ハイ、分かりました。…じゃあ…明後日ですね。」



「えっ…早っ。紗友…今日…何かあるの…???帰り支度なんてしちゃって…。」
「…ん…???あ…ちょっとね…、今日…友達と…。」

健介から少しだけ、不思議そうに感じられながら、
ジミーと待ち合わせの近くの駅に向かう紗友莉。

既にジミーは駅で待っていた。
その車にそのまま引き込まれるように乗り込む紗友莉。
それが当たり前のように、紗友莉が車に乗り込んだ後には車を走り出すジミー。


「ふ~ん、今日は友達と待ち合わせ…か…。…んじゃ…俺は…帰ろうか…。」
と、言いながらスマホのメール受信を確認する健介…。

「今日は…まだ…なし…か…。」



ジミーの車の中の紗友莉…。
「どうしました紗友莉さん…???身体の具合でも…???」
「えっ…、あ…いえ…別に…。」

実は紗友莉は…少し…緊張していた。
様々なパーティに招かれた経験は…あるものの…、
本格的デザイナーと共に訪れるパーティ…、
緊張せずにおれる訳はなかった。

「そっか…、アハ…、気を楽にして下さい、紗友莉さん。」



ジミーの車に…。


※※※※※※※※※※※※※

   




そんな折り…。

  1. 2015/09/11(金) 18:56:12_
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「…いや…紗友に…ファン…。」
「そうよ~若くて可愛いボーイ。だめよ健介…やきもち妬いちゃ。」

「…って…、やきもちって…お前…。」
内心、奈々子と逢っていたことが、バレたのかと思い、
一瞬ひやりとした健介でもあった。

その証拠に、すぐさま、顔を紗友莉から逸らしながら、
「そっか…紗友に…ファンか…。若くて…可愛いね~!」
「何よ、健介…。気になる…???」

「…えっ…、あ…、いや…。ファンなんだろ…、ファン。」
「そうよ…ファン。」

「ふ~ん、ファンか。」

そう言いながら椅子に座る健介を見て、
紗友莉は少し視線を落としながら仕事に向かう。そして小さく…、
「あの女性…。あんな恰好…。」



奈々子はいつも通りにレジでお客様相手、そして時間を見計らって、
書籍の整理、そしてまたモデルの撮影で日々が過ぎていた。

健介は健介で、日々紗友莉の顔を見ている手前、
紗友莉のファンと言うメーカーの男性も気になってはいたが、
それでも一番は、このところ、
ホンの少しでも送ってくれる奈々子からのメールが一番の楽しみになっていた。
お互いに仕事の都合で逢う事も頻繁にと言う訳には行かなかったのだ。

奈々子の方も勤務は書店とモデルの行ったり来たり。
そして健介の方も、一会社の室長と言う肩書もある通り、勤務には多忙も重なる。
当然新規のお客様も開拓する必要もあり、アパレル業界としても、
常に同じメーカーに依存していると言う事も…限らなかった。

そんな折り、紗友莉の携帯に…、
「あ…ハイ、鮎川です。ジミーさん…。」



そんな折り…。


※※※※※※※※※※※※※

   




「怒らないで聞いて…。」

  1. 2015/09/10(木) 06:11:55_
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「おはよう。昨日はお疲れさん紗友。イベント…、どうだった???」

そんな健介の朝の挨拶に、健介に振り向きもせずに、
少し戸惑ったような感じで…、
「ああ…おはよ、健介…。…ん…、うん。素敵だった。」

「…そう…。どうした…???なんだか…元気なさそうだけど…。」
「…ん…、別に…。昨日…、イベントの終わりにスタッフ数人で打ち上げ…二次会まで付き合っちゃったから…。少し…飲み過ぎ…かな…。」

「そっか…イベント…大盛況だったようだね。」


「…ねぇ…健介…???」
「…ん…???何…???」

「…昨日…わたし、あることに、出くわしたんだけど…。」
「え~何…、ある事って…???」

「健…介…、怒らないで…、聞いてくれる…???」
「えっ…俺が…怒る…、って…、そんな事…???」

「…ん。事と…次第によっては…。」

少し慌てたような顔をして健介…。
頭の中で必然的に浮かぶ奈々子の顔…。

「…何…どんな事…???」
「実は…。」

「うん…、実は…。」
「私…に…。」

「…ん…???紗友に…???」


「ファン第一号ができちゃった~~!」
「…!!!!何…、ファン…???」

「そう…ファン。健介…ヤキモチ…妬かないでよ。私にファン。…しかも…20代前半。」
「おいおいおいおい、紗友…、お前にファン…。」

「そう~よ~昨日の夜、二次会の場所で、思わず…告られちゃった。新人ちゃんに…。」
「…マジで…。」

そうポツリと呟いた健介…。実際…どういうリアクションをすれば良いのか…。
「どしたの…健介…???」



「怒らないで聞いて…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「僕…鮎川さんの…。」

  1. 2015/09/09(水) 10:51:30_
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「今日はどうも…、お疲れ様でした。気分どうですか、何だか疲れてるみたいですけど…。」
「…えっ、ああ、いいえ、大丈夫よ~お疲れ様でした。素敵なイベントでしたね。コチラこそ、お招き戴き、ありがとうございました。」

ボックス席の自分の席にはメーカーの女性スタッフが座っていたために、
少し気分転換にカウンターのスツールに座っていた紗友莉に、
話し掛けてきたメーカーの男性スタッフの神原辰巳。

「僕…今日は…楽しかったです。」
「えっ…???」

「あっ、ごめんなさいいきなりこんな事言って…。実は僕…鮎川さんの大ファンなんです。」
「えっ…???はっ…???」

少し照れながら、そして頭の後ろを掻きながら神原。

「初めて鮎川さん…見たときから…、素敵な人だな…って、思って…。」
「…はい…???」

「…ごめんなさい。俺…勝手に…変な事言って…。ハハ…ヘヘ…。いや…。」
「あっ…は…あ…。」

「頑張って下さい、鮎川さん。元気出して…。」
「はぁ…、あの…。」

そのままカウンターを右手指でコンコンと叩いて、
そのままボックス席に戻る神原。

その神原の背中を見て、そして前に向き直り…、
頭を少し傾げながら…、思わず、
「プ―――ッ!」

笑いを堪えるのがやっとだった。
そして…、両手を小さく口を塞ぎ…、
「えっ…何…今の…???…うそ…神原ちゃん…可愛過ぎ…。」

通りで見た健介の事で少しショックを隠せなかった紗友莉。
そんな紗友莉に思わぬエピソード。

「ふ~!」



「僕…鮎川さんの…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




小さなレストラン。

  1. 2015/09/08(火) 07:31:19_
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「へぇ~こ~んなお店…あるんだ~ねっ。」
「うん。素敵ね。健介…何食べる???」

「おぅ…、じゃあ…っと…。」

喫茶店を出て数分。周辺の風景を見ながら、
今日の撮影の事をいろいろと話し、冗談話も出てきたりして、歩きながらふたりで、
「あっ、ここ良い。」

そんな風に、店の前で店の外観に、
「わ~お。」
と、言いながら玄関を開けて入った少しイタリアン風の小さなレストラン。



「…しっかしさ、さっきも言ったけど…、あれだけ…変れるもの…???俺…自分の目…疑ったくらいだからね。」
「うん。…だって、元々があれ…だし…。」

そう言いながら、自分の髪を触りながらの奈々子。

「その髪がね~あんなヘアスタイルになっちまうんだからな~!」
「へへ…。でも結構これ…簡単に出来るのよ。」

「うっそ…、めんどくさそうに見えるけど…。なんだっけ…その髪…、えっと…。」
「フィッシュボーン。」

「そそ、それ…。」
「でもこれって、毎日やってるから…。部屋に帰れば、解いちゃう。」

「そして…その黒メガネが凄いよね。だから、言っちゃあ悪いけど…、全くあの撮影の奈々子って、分からないんだ。」
「多分ね。この髪とメガネで、全く別人だろうね、私自身笑っちゃったくらいだから…。それに友達も分からなかっし…。」

「ハハ…いつか…、あの撮影の奈々子と…一緒に…歩いてみたいね…。」

そう言った途端、奈々子、少し口を尖らして…それでもにっこりと…。
「こら…健介…。」




小さなレストラン。


※※※※※※※※※※※※※

   




「もしかして…あの人が…。」

  1. 2015/09/07(月) 07:31:45_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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一瞬…目を逸らしたのではあるが、「まさか…。」と、思い、
もう一度同じ方向に目をやれば、やはり…数時間前に見た女性、
そしてその隣にはハッキリと健介の顔…。

逆に紗友莉の方が、顔を見られたらまずいと言う気分になり、
目を逸らしながらスタッフと共に歩き続ける。

そんな紗友莉の表情に気が付いた一人の担当者スタッフが、
「あの…鮎川さん…どうかしました…???」

最初は、そんなスタッフの声も聞こえなかったが、
「鮎…川さん…???」
と、少しだけ声を高く自分の名前を呼ばれた時には…。

「…えっ、ハイ…???えっ…あっ…、何…???」
「どうか…しました…???気分でも…???」

「…あっ、いえ…別に…何でも…ハハ…。」
「びっくりしましたよ…、いきなり口元を左手で覆いましたから…。気分でも悪くなったかと思って…。大…丈…夫ですか…???」

「…ええ…大丈夫です。ちょっとこの景色観てて、ある事…思い出しちゃって…。」
「何々…、以前に、ここで素敵な事あったりして…。」

「やだ…、そういう事じゃないですよぉ。」

そう言いながら、紗友莉、少しだけ目を潤めて、
鼻水を啜り、スタッフと共に…。けれども歩きながら…。

「…えっ…、何で健介…ああいう人と…、そんな…。…でも、もしかして…あの人が、健介のあのワイシャツ…???」


あの日、お昼に土砂降りの中、
会社のアトリエに雨にずぶ濡れで入ってきた健介を思い出していた。

その時の健介の着ているワイシャツ…。

「あれって、あの人から…。新品の…。」




「もしかして…あの人が…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




通りを歩く健介と奈々子。

  1. 2015/09/06(日) 05:42:38_
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22時まで営業中の書店を後に、通りを歩きながら健介に電話。
すぐさま電話に出る健介。
「お~疲れ~仕事終わった…???」
「うん終わった、今…どこ…???…そっか、じゃああ~私もそっち向かうよ。今日の撮影場所に近いから。それにここからも近いし。」

健介と待ち合わせした場所は、
今日の撮影場所からそれほど遠くもないお洒落な喫茶店。

このエリアは様々なイベントも催されて、
かなり広範囲に近代的に環境が整えられているエリアでもある。

一旦健介とその喫茶店で待ち合わせて別のお店で、
食事をしようと喫茶店から出て通りを歩く健介と奈々子。
「何…じゃあ、あれからこの近辺にずっといたの健介…???」
「うん、そう…。いや~どうして、中々素敵なエリアだよ。さすがに…撮影には持って来いの場所だね、この辺は…。」

「そうなの…。私も初めてここに来てそう思った。こ~んな場所って、あるのね~東京に…。」


イベントを終え、メーカーの担当者ら数名と、
打ち上げの二次会に向かおうと会話をしながら歩いている、
紗友莉の視界に偶然にも遠くから飛び込んできた、
見覚えのある恰好をした女性の姿。

「…まだ、この辺にいたのねあの人…。へぇ~あんな恰好の人にも男って、いたんだ…。」

そんな風にその女性を見て、隣の男性を見た瞬間…、
「!!!!」

いきなり紗友莉の目を釘付けにした男性。
「けん…す…!!!」


その瞬間思わず口を左手で塞ぎ、男性から視線を逸らした。

「まさか…えっ…うそ…そんな…???」




通りを歩く健介と奈々子。


※※※※※※※※※※※※※

   




「何…今の人…。」

  1. 2015/09/05(土) 10:18:26_
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そんなすれ違った女性に…何かしら自分が…「笑われた…。」
と、言う印象を持った奈々子は、チラリと首だけ振り返り、
その女性の後ろ姿を見て、
「何よ。」
と、一言呟き、
「まっ、いいか…、こ~んな恰好だし…。さて、仕事、仕事。」

歩きながら紗友莉は低い声で一言…、
「何…今の人…、髪…似合わない。しかも…メガ・ネが…。」


少し店内の客足が落ち着いた頃…、
ゆっくりとレジの方へ歩いてカウンターに数冊の書籍を置いて、
左手人差し指でカウンターをコンコン。奈々子を見ながら奈津子。

「…ん…???どしたの…奈津さん…???」

書籍の上に右手を置き、左手で頬杖を付きながら、
ニッコリと微笑んで奈々子を見る奈津子。
「むふふふ~!」
「何々…奈津さん…???」

「さて…ウチの奈々子…、最近…良い雰囲気じゃ…ありませんコト~!…さては…例のイケメン…と…ん…???」

奈津子のその言葉に…、いきなり顔を赤らめる奈々子。
「ち…ちょっと…奈津さん…こんなところで…。」
「ハッハッハ~図星か~!頑張れよ。」

そう言いながら、ニコニコした顔でまた書籍を持ってコーナーに向かう奈津子。
赤い顔して、誰かに今の事、聞かれてないか目の遣り場に困る奈々子。

「…ん…もう…。」

店内の時計の針が午後6時20分を差している。
少し並びが崩れている書籍を整理しながら、
「奈々子~そろそろ上がるよ~!」
と、奈津子。



「何…今の人…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「じゃ…後で…。」

  1. 2015/09/04(金) 07:11:23_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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撮影場所を変えてしっかりとモデルの仕事を熟した奈々子は、
スタッフに挨拶して、また書店スタイルになり勤務先に向かう。

帰り際に小川から、
「奈々ちゃん、お疲れ…。その恰好…また…仕事…???ハハ…そうか…、頑張って。」
「ありがとう…、小川さん。じゃ…行ってきます。」

駅に向かう道すがら、携帯を見ると健介からメールが届いていた。

「奈々子のモデル姿…観させてもらったよ。すんげぇ感動。すんごく嬉しかった。」

そのメールの内容に、
「アハ…健介…来てくれてたんだ。そっか…。」

実際、撮影中の集中力は自分の表現がどれだけカメラに伝わるか…。
例え、表現は柔らかくとも、常に緊張感との背中合わせ。
遠くに健介の姿があろうなどとは奈々子の視界には入っていなかったのである。

そしてそのまま健介の電話番号に…。
「はい、奈々子~お疲れ。観たよ。」
「うん。メールありがと、来てくれてたのね、ありがと。」

「凄いよ奈々子。初めて見た、あんな奈々子。」
「へっへ~でっしょう。ねね、健介、今日、何か予定ある…???」

「…ん…、いや…別にないよ。…ん…、って~事は、会えるか…???」
「うん。…じゃあ、仕事終わったら、また電話する…いい…???」

「ああ、良いよ。特に予定ないから、電話待ってるよ。」
「うん、分かった。じゃ…後で…。」

そう電話を切って、気分良く歩き始めた時、すれ違う一人の女性。
なにやら奈々子を見ながら、「クスッ」と笑った感じがした。




「じゃ…後で…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




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