FC2ブログ

“THMIS mama”~お洒落の小部屋~

読んで楽しや、見て楽しい♪お洒落の小部屋が綴る、ユーモアたっぷりに、笑って過ごせる「生活応援情報」ダイエット・エステ・ファッション・社会・ビジネスと、トコトン学んで笑って“ハイ!スマイル~~♪

「ほら…あの子…。」

  1. 2016/01/31(日) 11:35:29_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「そんな…、岡さん…教え方…上手いですから…。」
と、大輔。

「よし。じゃ~宴会前に、もう一仕事…お願いしちゃおうか~!陽子ちゃんたちは、お祭りだからね~!ね、楓ちゃんに朱実ちゃん。慎二君に智志君に大輔君。」

ひとりひとりの名前を言って、笑顔でお願いする千。
その声に応えて一同、
「はい!!!」

そしてここからは、女子はお客様の手前、中居の和服姿に着替えて。
男子も半被を着用しての仕事。

「へぇ~朱実たち…いいじゃん…。」
と、慎二。

「へっへ~どうだい、これ!」
と、慎二の頭をペンと朱実。

「痛て。はいはい綺麗です~!」

そして、
「ふっふ~ん。」
と、智志と大輔の前を通る陽子と楓。
そんな楓と陽子を見ながら、智志と大輔が何かしら腕組みをしながら…。
「結構半被姿の男子も…かっこいいね。」
と、小さい声で楓に囁く陽子。

「ん~まぁ…ねぇ…、ふふ…。」
と、楓。

宴会場に入る楓を、後ろから見つめる大輔。



「しっかし…飲み込み早いね~楓ちゃん。」
と、千。

「そんな~おだてすぎですって、千さん。」
「彼とはどんな…ん~???さっきから楓ちゃんの事、見てるけど…。」

「えっ…、だ…???」
と、楓。

「ほら…あの子…。あれ…いな…。あっ…ごめんごめん。ごめんね楓ちゃん。しょうもないねぇ…おばちゃんは~!」
「えっ、あっ…、はは…。」



そして、
「女の子の部屋にみ~んなのお食事…用意出来てるからね~!食べ終わったら盆踊り…行ってらっしゃい。」と、千。
「やた~!」
と、慎二。



「うわっ、凄いご馳走~や~り~!」
と、面々。

「ではまず…。」
と、陽子が音頭を取って、
「乾ぱ~い。」



「ほら…あの子…。」


※※※※※※※※※※※※※

   



楽天ブログ


スポンサーサイト




「皆さん、お願いしようかしら。」

  1. 2016/01/30(土) 06:36:18_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「うわっ、う~まそう!」
と、慎二。

「お好きな席でどうぞ~!」
と、千。

3人が向かい合わせのようにセッティングしてある。
結局、男女共に真ん中から別れたように…。
そこに女将の朋江。

「ようこそ、陽子にみなさん、いらっしゃいませ。」
と、深々と挨拶をして。
「今回はごめんなさいねぇ~、招待するなんて格好の良い事、言っちゃって~!」

「んん…。」
と、半ば食べているものを吹き出しそうな陽子。

「どうしたの陽子…???」
と、可笑しそうな楓。

「ん…、ごめん。」

「おばさん、大丈夫、私達…、旅館の仕事は分かんないけど、教えてもらって頑張るから。」
と、朱美。

「ありがとう~。そう言ってもらえると、おばさん、助かるわ~!」
「それに男子は3人共部活でスポーツやってるから力はあるわよ~!」
そんな朱美の言葉に、
「おっしゃ。」
と、慎二。

「うん。」
「よろしく。」
と、智志に大輔。

「あらあら、頼もしい~ふふ…。その代わり、料理は奮発しちゃうからね~!」
その朋江の言葉に両手をテーブルに一礼をする慎二。



「さ~て。じゃ…陽子ちゃん、皆さん、お願いしようかしら。」
と、食後、ゆっくりと休んだ後で千。

それぞれ自己紹介をした後に、男女に分かれて持ち場に移動。
それぞれの旅館の仕事が始まる。



「へぇ~みんな~テキパキしてるのね~!こりゃ、将来が楽しみだわ」
と、千。

「そんな~!照れちゃいますよ~千さん。」
と、朱実。

「いやいや…本当、凄いわよ。若いって、いいもんだわね~!」


男子も男子なりに、
「こっちも中々のもんですよ、千さん。」
と、客室担当の岡。

「仕事…早い早い。さっすがは若いわね。しかも…覚えも良いし。」



「皆さん、お願いしようかしら。」


※※※※※※※※※※※※※

   




楽天ブログ



「お世話になりま~す。」

  1. 2016/01/29(金) 07:26:56_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「東京から、お着きですよ~!」
と、旅館の玄関に歩み寄り西谷。

「は~い。」
と、数名の中居と共に、
「はいはいはいはい、来たの~来たのね~陽子たち~!」
と、陽子の叔母の朋子。

「おばちゃ~ん、お久し振りです~!あっ、やべ…、女将さんだった。ヘヘ…。」
と、陽子。

「な~に他人行儀言ってんの。まま…、皆さんもいらっしゃい。楽しみに待ってたのよ~!」
「それではみなさん、ごゆっくり…。」
と、西谷。

「あっ、ありがとうございました~!」
と、一同。

「こんなに大きくなって、陽子~!」
「はは…何年振り…???」

「まま…、積もる話は後にして、千さん、お部屋案内して…。この千さんがお世話してくれるから。」
「は~い、お世話になりま~す。」

そう言って、湖が見える部屋を2つ用意して、千。
「こちらと隣の部屋がみなさんのお部屋になります。男性と女性3名様、別れておりますので、ごゆっくりとどうぞ。陽子さん、いらっしゃい。久し振りです。」
「ありがとう千さん。もう…10年くらいかな…???」

「そうですね~もうすっかりとこの通り、おばあちゃんですよ。」
「まだまだ~千さん…元気元気~はは…。こちら…千佳世子さん。仲居頭してる人。ん~いわゆる…おばちゃんの…片腕みたいな人…かな…。ねっ。」

「またまた…そんな事言って~!女将さんから怒られますよ~!ささ、陽子ちゃん、お昼、遅くなったけど、別の部屋に準備出来てるから。」
「へ~凄い~!嬉しい~!みんな~!」
そして一同、
「や~り~!もう腹ペコだ~!」


「いやいや…凄いね、ここからの景色も…。ここでご飯か~!」
と、大輔。



「お世話になりま~す。」


※※※※※※※※※※※※※
   



楽天ブログ



「着いた――ッ!」

  1. 2016/01/28(木) 07:12:30_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
別の窓からバレー部のコートを見てみると、
「えっ!!!何今の…!!!すげぇ――ッ!」
と、いきなり朱実。
「智志って、あんなスパイク…打てたんだ。うっそ~!」

「やるもんだ…ねぇ…智志も…。」
と、楓。

そんな朱実と楓の言葉より小さな声で、陽子…、
「あっ、すご~すご~すご~!」
「ん…???陽子…???」
と、楓。

そんな楓の声も聞こえず、両手を合わせている陽子…。
そんな陽子を見て、
「ふっ…、陽子…あんた…。」
と、目でものを言う楓。



そして8月2日午後2時前。
「着いた―――――ッ!」
と、楓。

「いや~来たね~うん。」
陽子。

「はっは~!さっすが~自然~!」
朱実。

「うん…いいね~群馬~!」
と、大輔。

「ははは…いいじゃん、いいじゃん。なぁ~智志~!」
と、慎二。

「うん。空気…うめぇなぁ~やっぱ。」

6人が到着したその場所は、群馬県利根郡みながみ町。上尾高原と言う駅である。
そこから西に車で凡そ15分程度の場所に猿ケ谷と言う温泉地がある。
その温泉地の中に位置する仙田屋旅館が、
これから6人が訪れる旅館である。

「えっと~、迎え…来ているはず…っと…。あ~あったあった、車~!うん、仙田屋旅館ってね~!」
と、陽子。
「あは、西谷さ~ん。」

「お久し振りです陽子ちゃ~ん。みなさんも…ようこそ、東京から…。」

陽子、
「旅館の番頭さん、西谷さんよ。」

一同、
「お世話になりま~す。」



「見えてきた、見えてきた赤ヶ谷湖。うんうん。」
と、陽子、楓、そして朱実。

「ここで花火大会と盆踊りもあるんだよね。」
と、朱実。

「今年は何やら…盛大との事ですよ。」
にこにこ顔の西谷。

「女将さん、朝からニコニコで…。」



「着いた――ッ!」


※※※※※※※※※※※※※

   



楽天ブログ



教室内がドドっと爆笑。

  1. 2016/01/27(水) 10:53:31_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「はい楓―――――ッ!」
小刻みのドリブルで、こちらもフェイクに、素早い速攻でコート下からシュート。

「はい、次―ッ、朱実――ッ!」
楓とは少し動きは緩いが、何とか、シュート。

「まだまだ~~!行くよ~~」
と、女子バスケ主将の清水悠紀子。

「はい!!!!」
と、女子バスケ部員全員。

片や隣のコートでは、今や大輔の動きに負けじと、
レギュラー陣も必死になっている男子バスケ。

「おらおら2年にやられるな~!」
と、沖田の声。

「おぅっす。」




「つまりだ、マヤ文明の衰退説には、これら…様々な原因が…。ん…、原田~!」
と、慎二の方を指差して、手で叩くゼスチャーをする陣内。

隣の席の原田が、机の上で頬杖をして眠っている慎二の手を払い、
慎二の顔が机の上にガッツン。

「痛てっ、え~~???」

その瞬間、教室内がドドっと爆笑。

「あっ…、あ~!」
と、慎二。

「どうでもいいがな…慎二~おま…、その…ヨダレは…何とかしろ…。かっこわる~!」

その陣内の声に、教室内がまた爆笑…、そして、
「あ~~ぁ。」
の声。

「…な、な…、なんでだよ???」
と、慎二。


「…ったく…慎二のやつ…。」
と、小さく声にする朱実…。
その声と朱実の顔を見て…、
「ん…???」
と、楓…。



そして放課後、部活が終わった楓と朱実。
演劇部も終わった陽子と鉢合わせ。3人一緒に…、
「んじゃ…か~えろっと。」

そう言いながら外に出た途端に、いきなり凄い拍手。

「何々…今の拍手???」
と、慌てて拍手が聞こえる別棟の体育館に行ってみると、数人の人だかり。

「すご~いすご~い智志君~!」
と、女子生徒の声。

「えっえっ…???智志が何…???」
と、楓も朱実も陽子も…。



教室内がドドっと爆笑。


※※※※※※※※※※※※※

   



楽天ブログ



「…って、おい…。なんでだ!」

  1. 2016/01/26(火) 07:27:51_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「どぅお…って~???」
と、智志。
「俺は別に…構わないよ、こっちいても、単に部活か、友達とぶらぶらするだけだから…。」

「わわ…、私たちの母親と気が合いますなぁ…智志は…。」
小さい声で陽子に楓…。

そして小さい声で…、
「だから~私たち…、まだおば…いや…今度はおじちゃんかい…。」
と、陽子。

「俺も…。別に良いかな~!夏休み…特に予定ないし…、逆に…予定立ててくれた君たちに…感謝したいくらい…かな~!」
と、大輔。

「うわっ、さっすが~橘樹君。話…分かる~!」
と、朱実…。

「いや…俺は…別に…うん。」
照れながら大輔。


「じゃあ~俺は…今回…。」
と、慎二。

「はい、決まり~3名様…ご同行~!」
朱実。

「だ・か・ら…、なんでだ…よぉ。」
と、慎二。


「慎二くん…、お・ね・が・い。」
「はい…。…って、おい…。なんでだ!」
いきなり大輔の右肩に泣く様に…。そんな慎二を見てクスクスと大輔。



「え~、本当~助かるわ~、しっかり6人ね、女の子3人に、男の子3人。」
「うん。お願い出来る、姉さん???」

「もっちろん、こっちからお願いよ。楽しんでもらうわよ~。そして…頑張ってもらうわ。丁度、中居さん3人も同時に産休に入っちゃって、もう…てんてこまい。それに今年は夏祭りも盛大だからって、もの凄い予約入ってんの。」
「何やら…凄い宣伝みたいね、そっち…。」

「う~ん、…あっ、ありがとうございました。またどうぞ~!」
電話の向こうで「女将さ~ん。」の声。

「あっ、は~い。…ごめん、朋子、じゃまた。」
「うん。忙しそうね、じゃ…。」



「…って、おい…。なんでだ!」


※※※※※※※※※※※※※

   




「お金は出ないけど…。」

  1. 2016/01/25(月) 06:07:57_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「あんたに予定ある訳ないでしょ。」
と、いきなり慎二に朱実。

「はい…、ありません。…って…なんでだ。」

楓と陽子…、
「かかかか。」

智志に大輔も…、
「クック。」

「朱実~~あんたと慎二…、良いコンビだね~かかか。」
ケラケラと笑いながら楓。

「はあっ???」
「いや…ごめんごめん。…でっさ~!」

と、陽子の手を人差し指でトントン。
「あの…ね…。お願い事って言うのは…、実は~。……。」

「はい、実は、3人共…8月の2、3、4の三日間…、私たちに…付き合ってくれない???」
ズバリ楓。

「はは…ごめん、楓…。」
と、陽子。

「えっ…???」
「はっ…???」
「ん~???」

智志に慎二に大輔。

「つまりこういう事。陽子のおばさんが~群馬で旅館を経営しているの…。って~言っても、旅館の経営者はおばさんの旦那さんなんだけど…。で~この夏、その旅館で私たちをご招待、してくれてるって事なんだな~!」
と、一気に楓。

「やた~っ、すげえじゃんそれって~!」
聞いた途端にはしゃぐ慎二。
「俺、俺、絶対にオッケーね。行く行く。母ちゃんダメっつうても行く。」

「俺…も…、良いよ、構わない。大丈夫だ。」
と、智志。

「俺…は…、良いの…本当に、こんなに大勢で…???」
と、大輔…。

「いいの、いいの。本当の事言うと、その方が良いんだって…。」
補足のように陽子…。

「えっ…、それって…???その方が良いって…???」
その大輔の声で、一瞬だけ沈黙。

「はは…やっぱりね。」
と、楓。

「あのね、向こうに着いてから、話違う。な~んて言われても困るからあれなんだけど…。」
3人をそれぞれ見ながら…。

「要するに…陽子のおばちゃんの、群馬のその旅館で夏祭りの期間、旅館でアルバイトしながらの二泊三日。と~言う事なんだよね。ただ、アルバイトって、言っても、お金は出ないけど…、お料理はお客様扱い。どぅお…???」



「お金は出ないけど…。」


※※※※※※※※※※※※※

大きいサイズ レディース ストレッチデニム

大きいサイズ レディース ストレッチデニム
価格:2,484円(税込、送料別)

   




「実は…。」と、陽子。

  1. 2016/01/24(日) 07:20:51_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
翌日のお昼休みに、
「ねぇ~慎二~。」
と、弁当を食べ終わった慎二を見て陽子。慎二を手招きして。

慎二、
「あ~。」

その慎二の声に、こちらも反応して、陽子と楓、
そして朱美の方に顔を向ける智志。
そんな智志にも口パクをして手招きする陽子。
そんな口パクに、自分自身に指差して、席を立つ智志。

「どしたの…???」
と、陽子の傍まで近づいて慎二。そして、
「なに、なになになに。どしたの???」
と、言いながら朱美の机に両手を付く智志。

「あっ、じ…じゃあ…俺…、ちょっと…邪魔…だね。」
と、椅子から立ち上がろうとした瞬間、
「あっおっ~、橘樹君も…そのまま、そのまま~!」
大輔の後ろから口の端に右手を当てて、静かに声を掛ける朱美。

「えっ…俺も…???」
と、全く予期しない事に、
「何か…???」
3人の方に体を半分向ける大輔。

「実は…。」
と、陽子。

「ちょいとあんたたちに…、頼みごと…あんだよね。」
「へっ…何だよ一体???」
と、慎二。

「…と、言うより…、お願~い!」
と、いきなり両手を合わせて…。

「おいおい、そこまでするか…陽子~!」
と、朱実。

「だって~。」
陽子…、申し訳なさそうに…。

「実はね…。」
と、その間に入って楓。
「3人共…8月の2、3、4の三日間…、予定…空いてる…???」

「はっ…???」
と、慎二。

「俺は…まだ…全然…予定立ててないけど…。」
と、智志。

「ふん、俺も…今のところは…。」
大輔。

「ちょっと待てよ、俺は…って、えっと~???」
と、慎二。
「はい、これで決まり、3人共、何も予定なしね。」
と、朱実。

「って~おい、俺…!」



「実は…。」と、陽子。


※※※※※※※※※※※※※

   




「がっかりとした顔して…。」

  1. 2016/01/23(土) 09:04:14_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
陽子との電話が終わって楓、母親の顔を見て…。
「はぁ…。」

「何…どうしたのよ、そんながっかりとした顔して…。」
と、笑顔で楓を見ながらの弓枝。

「な~んだかね、母さんのあの…頑張ってらっしゃい、が、今分かったよ。」
「ふ~ん、それはそれは…。」

「でも…なんで分かったの、旅館で働きながらの二泊三日って…???」
「ん~???何年社会人やってるって思ってんのよ。あったり前でしょ、これくらい。日本国内、夏場となりゃ、旅館やホテルなんてもう、ぎっしりと、かき入れ時よ。人手なんて喉から手が出るほど欲しいわよ。」

「ふ~ん。」
「でも…、そう言うときに限って、アルバイトって、中々見つからないものなのよ。しかも土日でしょう~。どこの旅館も多分…満室じゃないの~。」

「そう…いうこと…か…。」
「あんたも…少し、社会勉強…いいんじゃないのぉ~!…なんだったら…、母さん行こうか…、アルバイト代…稼げるし…ふふ…。」

「えぇ~それ…勘弁してよ~母さんいなかったら…僕のご飯…どうすんだよ~???」
と、椅子に座ってゲームをしていた憲明。

「はは…ねぇ~ノリ~!」
「だよね~!ノリに…ご飯は…無理だよね~!」
と、楓。

「姉ちゃんのご飯だけは…勘弁してよ、絶対に寝坊して作んねぇから…。」

その瞬間、憲明の頭をペン。
「うるっさい。」
「痛って~何すんだよぉ~!あ~~~うそ…やられた~倒されちゃったよ~!姉ちゃ~ん、どうすんだよ~これ~!最初っからやり直しだよ~んもう~!」

「ん~~どれどれ…、姉ちゃん代わりにやったげる…。どっから、どっから…うん…???」



「がっかりとした顔して…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「意味…今分かった。」

  1. 2016/01/22(金) 06:00:42_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「え~~~っ、陽子…、それって…???」
と、食事前の陽子からの電話に楓…。

「結局~私らの他にも誰か…って事になって…、向こうでは、出来たら男の子もって…。」
と、陽子。

「……ちょっ、ちょっと…。あ、汗…出てきた。」

そんな電話で話す楓を見て弓枝、何故かしらニッコリとして…。

そんな母親をチラリと見ながら楓…。

「…い、いや…私らの他に…男子も…って…。しかも…向こうもそれ…期待してるって…。え~~っ!」
「ん~私もそれ聞いてびっくりだったんだけど…、うちの母さんが乗り気なのよ…。どうせ…あんたら…夏休みもあちこちぶらぶらって…。」

「…んな事…言われたって…。え~~~っ!」
「…んもう…仕方ないよ、明日…、学校行ったら、あいつらに伝えるよ。多分、あいつらも…どうせ…暇するんだろうし…。」

「かぁ~~!何でこうなるかな…。…んもう…。…で、もしそれでOKだったら…、もうひとりは…???」
「…ん…今、考え中…。…ん…???」

ここまで話して陽子も楓も、ここでまたふたり一緒に、
「あっ!!!あ――――っ!」

「って~~事は…楓も…今…私とおんなじこと…。」
と、陽子。

「…はは…な~んで私たち…、こういう事って…。結局…繋がって…るんだろうかね~!」
と、楓。

「いやいや…私たち…まだまだ…そんな…おばちゃんになってないから…、その声…。」
と、陽子。

「…結局…彼…かい…。」
「まっ…、私以外…、み~んな…スポーツやってるからね~!動きは…良い訳ね…。」

「母さんの言っている意味…今分かった。うん。はぁ…。」



「意味…今分かった。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「5、6人は何とか…。」

  1. 2016/01/21(木) 11:30:00_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「あ――――っ、まさか…朱実…、あんた…、また…とんでもない事…考えてない…???」
「へっ…???なによ、そのとんでもないこと…っ…、あ―――っ、陽子、あんたの方が…。」

その時点で、ふたり共…一瞬…、
「はぁ…。」

陽子が先に…。
「……、結局…そう言う事かい…。」

で、朱実…。
「…はは…、に…、なるのかい。」
「…ふ~~まっ、母さんから、おばちゃんに聞いてもらうわ。」

「ん~だわね。…まぁ…確かに…女子ばっか…だと…。何かしら…ねぇ…。」
「…う…ん。まぁ…微妙でもあるけど…。まま、分かった。」



「え―――――っ、じゃ、じゃ、じゃあなに…、そっちの方が良いっての、おばちゃん…???うっそ…。あへ…。」
「うん。おばちゃんが言うには、5、6人は何とかいらっしゃいって…。しかも…、男子がいた方が何より助かるって…。」

「…やられたよ…。」
「あら…いるじゃない、あんたのクラスに、あんたらと親しい男子が…。何ていったかしら、慎二君と…確か…背の高い…。」

「智志~~!」
「そうそう小室君、そうそう智志君よ、智志君…。あの子たちだったら、あんたらと結構仲…良いじゃない。」

「…って、言うか~はは…。……、つまりは…母さんたち…、全て…お見通しで…???」
「だって、あんたたち、夏休みって、言っても、あちこち…ぶらぶらしてるだけでしょ。…ならいっそのこと…。旅館に泊まって、夏休み過ごすのも…。料理はしっかりとお客さんなんだし…。母さんが行きたいくらいだよ。」

「あはははは…。」
「まぁ…頑張りなさい。若いんだから…。しっかりと社会勉強。」



「5、6人は何とか…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「私たち3人だけ~!」

  1. 2016/01/20(水) 08:42:56_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
楓のその、不可思議な声に弓枝、
思わず鼻の下に指を当て「クスッ」と…。
そして流しに振り向きながら肩で笑いながら…。

「何々…、母さん、どういう意味よ、その…頑張ってらっしゃいって…???」
「…ん~、何も言ってないよ、母さん、うん。美味しい料理…しっかりと二泊三日…堪能できる、逆に母さんの方が行きたいくらいだよ。良いねぇ~若い子って…。」

「…んもう…、何がどうなってる…。…んまあ…いっか…。ウヒヒヒヒ…。旅館、旅館。」




「え―――――っ、うそうそまじで旅館ってか…???しかも…これが…ただときたもんだ。」
と、電話の向こうの陽子に朱実。
「完~璧。」

「じゃあ~朱実もOKね。楓はもうOK取ってるから…。電話の最中にお母さんから了解もらったみたい。…おばちゃんの話では、5、6人OKよって、言ってるから…、この夏は…、楽しくなるわよ~ウヒヒヒ…。」
「了~解。いいじゃん、いいじゃん。旅館の料理…う~ん、考えただけでも…嬉しすぎ~キャ~~!」

「じゃね~8月4、5、6、よっろしっくね~!」
「オッケ~分かった。……と、あれ…???陽子~???」

「ん~…???」
「今…確か…陽子…、5、6人OK…って、言わなかった~???」

「うん…、そう言ったけど…。」
「もしかして…、私たち3人以外に…、誰か他にもいるの…???」

「ううん…いないよ、私たち3人だけ~!」
「…で、その…私たち3人だけで、良いのかな…???」

「はぁ~~???」
「…いや…、今ふと、思っちゃった。はは…。」

「…そ…う…言われると…。もしかして…、もっと連れてきなさい…って、こと…???なの…かしら…???」



「私たち3人だけ~!」


※※※※※※※※※※※※※

   




ご招待。

  1. 2016/01/19(火) 07:43:31_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「なになに、マジで…???」
と、楓。陽子からの電話にニコニコ顔で…。

「そうそう、私のおばちゃん、群馬でしょ。旅館経営してて、今年の夏…遊びに来ないかって…。招待よ招待。」
と、陽子。

「ぜ、絶対に行く。いや…行きたい。ちょっ、ちょっと待ってね。」

スマホで陽子と電話をしながら、いきなり部屋を飛び出して、
バタバタバタバタと階段を降りて、コチラもキッチンにいる母親の弓枝に。

「何々今の音???楓~。んもう…バタバタバタバタと~騒々しい。もっと静かに…。」
「ねぇねぇ母さん、母さん。」

「楓っ!!!」
「は~い、ごめんなさ~い。で、で…、あのね。……。」

「へぇ~陽子ちゃんのおばさんのトコ~!そう言えば…群馬って言ってたわよね~。うん、旅館してるって…。うん、いいんじゃない。みんなと一緒なら…。」
と、一発でOK。

「やった~~イェ~イ、サンキュ母さん。愛してる。OKだって陽子。……うん。じゃ、朱実にも言っといて。お願い。うっひょ~!」
「何…、陽子ちゃんのおばさんのトコ、夏に呼んでくれてるんだ???」
と、弓枝。

「うん。二泊三日で、夏祭りにいらっしゃいだって。しかも…ご招待。ニシシシ。」
「ふ~ん、そっか…。良かったじゃない。こっちにいるよりは…涼しいとこだし、良いかも…。」

「でしょ、でしょ。何と言っても…旅館…料理が…う~ん…素敵。それに…お風呂も…ヒッヒッヒ…。」
「な~に浮かれてんのよ、ったく~色気のない。」

「だって、滅多にない旅館泊まりよ~。そりゃ…少し位…浮かれるよ~!」
「まぁ…ね…。良い経験かも…。頑張ってらっしゃい。」

「……。はっ???」



ご招待。


※※※※※※※※※※※※※

   




暑中見舞い葉書。

  1. 2016/01/18(月) 06:53:27_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
その陽子の一言に…、楓も朱美も、
「あっ…。」
と、声を発した後、お互いの顔を見合せながら、変顔をして…、朱美。
「まっ、いっか。はは…。」
「はは…だ~ね~はは…。」
と、楓。

「な~訳、ないでしょ。いるのいないの、どっちなの???」

腕組みして、肩で風切る姿勢の陽子。
そんな陽子を、
「まぁまぁまぁまぁ、抑えて抑えて、はい。帰ろうねぇ~ははは」
と、朱美と楓、2人で陽子の両肩を押しながら…。

「ご~まかしちゃって。」
と、陽子。



学校から帰って、着替えてリビングでテレビでも見ようとした陽子が、
テーブルの上の葉書を見て、
「あっ、おばちゃんだ~!へぇ~暑中見舞いか~綺麗な葉書~!母さ~ん、朋江おばちゃんから暑中見舞い葉書~!」
と、リビングの隣のキッチンで夕食の準備をしている母親の朋子に話し掛ける陽子。

「う~ん、そうみたいだね~。」
「なになに…、今年は夏祭り…盛大のようです。陽子ちゃん、友達連れて…いらっしゃい。え~~うっそ~!な…つ…まつり…。母~さ~ん!」

「う~ん、おばちゃん、今年の夏は友達も連れてどうですか~って…。御招待だって…。5、6人くらいでも良いわよ~って!」
「うそ。うそ、うそうそうそ~!きゃっほう~やった~!ホントに行っても良いんだ、しかも…ご招待って、タダだし…。」

「ふん、良いんじゃない、おばちゃんのとこ…、群馬だし…、避暑地だからね~!何もないこっちよりは…。ほら…、楓ちゃんに、朱実ちゃんも誘って…。」
「や~り~!2泊3日の旅館三昧だ~ひゃっほう~!早速電話しなきゃ。」



暑中見舞い葉書。


※※※※※※※※※※※※※

   




「ようやっと追い付いた~!」

  1. 2016/01/17(日) 06:18:50_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「ふふ…期待してるわよ~橘樹…あらため…福士く~ん。」

腕組みしていた両腕を解いて右手でバイバイみたいに、
手を振って陣内の元に戻る真唯子。

「えっ…、フクシ…って、誰だ…???」



「いや~参ったね~橘樹くん…、あれほどとは…。」
と、朱実。学校帰りの途中で…。

「うん、結構やる。」
と、一緒の楓。

「いや…、結構どころの話じゃないでしょ。橘樹くん、あれで2年だもん。しっかりと…レギュラーしてたんじゃないのぉ~!」
「どうだかね~!陵北って言ったら、バスケの名門だもん。ああいうバスケ部員って、ゴロゴロいるんじゃ…。」

「あらら…結構コチラは…厳しい事~!」


「ひゃ~~ようやっと追い付いた~!あ~しんどい。」
と、後ろから楓と朱実の真ん中に入ってきた陽子。

「早いね、もう終わったんだ部活???」
と、陽子。

「うん…、まぁね…。…あっ、そうそう陽子、凄かったよ~今日。」
と、朱実。

「えっ、何々…どうしたの…???」

「うちの橘樹くん…。」
「うんうん。」


なんだったんだろう…、あの時の涙…。
思わず小鼻がツーンとしてきて…、目が熱くなってた…。
と、歩きながら何処か上の空。


「え~~、じゃ…、橘樹くん、うちのバスケのスタメン相手に…???うわっ…。」
と、陽子。

「もしかすると~彼…いきなり男子バスケのレギュラー、取るんじゃない~!」
「いきなりダンクシュートに…、な…なんて言ったっけ…ポイント…???」

「スリーポイント~!」
「そうそう、それそれ。第一さ…、ウチのバスケ部で…、ダンクシュート…出来る人って…いるの…???」



「ようやっと追い付いた~!」


※※※※※※※※※※※※※

   




マネージャー・絢埼真唯子。

  1. 2016/01/16(土) 11:47:08_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「えっ!!!」

真唯子を近めで一瞬見ただけで、頭の中で…、「この人…マネージャー???」

「あ…あ、初めまして…、よろしく…。」
「ふふ…、何ポカーンとしてるのよ、私…3年D組よ。」

「…あ…、ご、ごめんなさい。先生…かと…思った。」
「は…???私が…せんせ…い。ふふ…そっ…、かっわいい~。同じ生徒よ。」

大輔が真唯子を先生と勘違いするのも無理もない事。
真唯子自身、既に身長が165cmはあり、目鼻立ちも整っていると同時に、
体型すらも高校生離れしている。

高校生としては、例え高校生でも、
結構高校生離れしている大人びた女生徒も中にはいるもの。

中でも桃李の高校3年女子生徒の中にはモデルを目指している女子生徒もいる。
そしてそういう生徒を率先して激励している。

学問以外にも、スポーツ、その他にも、特に女性が社会に出て、
女性らしさの美しさを様々な分野で貢献したいと言うのが学校側の方針でもある。
その方針を掲げたのが桃李中学高等学校、校長の奥山眞理子である。



「もう、君のプレーにみんな、釘付けよ。良い刺激にもなるわ、君みたいな生徒がメンバーに加わってくれると…。ふふ…、それに…。」
と、真唯子。

「えっ…???」
「ふふ…、女子生徒も…黙っていないかな~~な~んて…。」

真唯子の目の方向、隣のコートで練習する女子バスケ部。
チラチラと大輔の方を見ながら…。

「橘樹君…誰かに…似てるよね…。ふふ…。」
「えっ…、僕ですか…誰に…???」

「ふふ…ま~た~自分で…分かってるくせに…。」
「えっ…いや…、僕…誰…に…???」



マネージャー・絢埼真唯子。


※※※※※※※※※※※※※

   




「やられちまったよ。」

  1. 2016/01/15(金) 07:16:28_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「ははは…、やられちまったよ。俺、中井悟。」
「ポイントガードの辻正道だ。」
「久保田~っす。」
「三上明生。パワーフォワードやってます。よろしく。凄いね、さすがは陵北だ。」

「ありがとうございます。すいません。なんか…俺…。」
と、照れながらの大輔…。

「中々良い身体…してるし…。」
と、沖田。

レギュラー―面から歓迎されながらも、
反対コートでボールを抱えながら自分を見ているだろう女子バスケ部の面々、
その中に楓と朱実の顔。
「あっ…。」
と、少し笑顔で、その顔に向けて、沖田たちの顔を見る大輔。

「あっ…楓、橘樹君、今、こっち見た。」
と、朱実。

「…ん…、うん。」
「しっかし…ここまでとは…。はは…やられちゃったね~ん~楓~!!!」

「ん~~、うん。」
「ん…、どしたの楓…???はは…、凄過ぎて、声…出ないってか。」

その時…何故か、自分でも考えられないくらい、目頭が熱くなった楓だった。
「えっ…うそ…、私…???」

その瞬間、ツーッと右目から一滴。
「ごめん朱…、私、トイレ。」
「はっ…???はぁ~???どしたの…???」

トイレに入って楓…、
「何なの私…、これ…。なんで…涙…。うそ…。」

大輔のプレーを見て、楓の胸は…高鳴っていた。
「まだ…胸…。」



「ごめんごめん朱…。」
駆け足でコートに戻ってきた楓。

「どしたの…、楓、今…あれ…???」
「はぁ~~???」



「中々やるじゃない、凄いね、2年生であれだけ出来るって…。」
1人壁に凭れて一休みしていた大輔にマネージャーの真唯子。

「あっ…。どうも…僕…。」
「橘樹大輔君。私…絢埼真唯子、マネージャーよ。」



「やられちまったよ。」


※※※※※※※※※※※※※

   




桃李のバスケ部5人相手。

  1. 2016/01/14(木) 18:33:01_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
その瞬間。

「えっ…何ッ!!!」
「うっそ…。」
「こ…これって…!!!」
「そ…んな…!!!」

「は~っや!!!」

隣のコートで見ていた女子のバスケ部。
「か…、か…楓…、アレ…???」
と、朱実。

男子のバスケ部を見て…そして指差して…。
楓…、
「ん…、えっ…???あっ…。あ~~~。」

朱実も、持っていたボールを思わず床に落として…。
「あ~~~。」

桃李のバスケ部5人相手に、一切ボールを奪われる事なく、
大輔1人だけで、何と数秒でシュート。

2回目のデモンストレーションでは、主将の沖田にフェイク、
そしてその後の中井の攻撃をあっさりかわして、
素早く速攻のダンクシュート。

「先…生、これでも彼…、陵北のスタメンじゃ…ないんですか…???」
と、マネージャーの絢埼真唯子。

「ん…???ん~。まぁな。はは…、いい物…見させてもらったな…。」
と、陣内。

「そうですね、はい。」

そして3回目にはシュートをやって見せるとフェイクを仕掛けた後に、
素早いドリブルを見せての外回りからのスリーポイント。
その時点で陣内のホイッスル。
「よ~し、OKだ。」

手を叩きながらの陣内。腕組みをしながら、鼻の下に指を付けて、
「沖田~~!」

「は~い。ありがとうございました~!しっかり見させてもらいました~陵北のバスケ~!」

「えっ…、陵北のバスケって…???」
と、1年のバスケ部員。
「キャプテン…、知ってるの…彼の事…???」

大輔の肩に手をやって、
「ありがとう、ようこそ桃李バスケ部へ。歓迎するよ。」
と、バスケ部主将の沖田公則。

「さすがだな陵北仕込みは!」



桃李のバスケ部5人相手。


※※※※※※※※※※※※※

   




「面白いわよ、彼女たち…。」

  1. 2016/01/13(水) 08:30:27_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「やれやれ…あいつら…。」
と、陣内。

「でも…やっぱり…私は大好きね、あの子たち。」
と相磯。

「はあ~それほどですか~相磯先生~???」
「うん、可愛いし、しかも頭も良いし、スポーツも良し。芸能人で言ったら、私…こんな風に感じるの。楓ちゃんは新垣結衣。朱実ちゃんは仲里依紗。そし…て…、陽子ちゃんは…綾瀬はるか…かな~。」
「せ…んせい…、幾らなんでも…それ…美化し過ぎやしませんか…。あいや…。」

「でも…こんな風に感じると、結構…面白いわよ、彼女たち…。」
「そんな…もん…ですかね~。いやはや…。…で…、仲…、って…???」

「!!!!仲…里依紗。…あっ…、知らなかった…。ぷっ、ごめ~ん。」
「仲…りい…。ふ~ん…さぁ…誰…???」



「よ~し、集まれ~~!!!」

「あっ、先生。」
「…ん…。」
「おい…誰だよ、あいつ…???」
「ほぅ~お出でなすったか。」


「知っている者もいると思うが、この部に新しく入った橘樹君だ。よろしく頼む~。2年B組の生徒だ。まぁ、つまりは、私が担任なんだが…。神奈川からの転校生だ。元々…バスケは好きな青年だ。」
と、陣内。

「結構…がたいは良いよな。」
「どんくらい…できるんだ、こいつ…。」
と、小声で囁かれる中、
「…ちょっと…自己紹介代わりに、沖田、中井、それから…辻に、久保田、三上~桃李のバスケ…見せてやってくれ。」

「おいおい…良いのかよ、ウチのレギュラーだぞ。やばいんじゃ…。やられちゃうぞ、こいつ…。」
と、部員たち。

そして、それぞれのポジションに立つレギュラー陣。
「よ~し行くぞ、ほい。」
と、陣内から素早いパスが大輔に。



「面白いわよ、彼女たち…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




陣内Perfume。

  1. 2016/01/12(火) 08:32:12_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:1
「ここで…、ダメ…なんて…言えないですよね、僕…。」
と、大輔。

「先生…、お願い出来ますか…僕…バスケ部…???」
「そりゃ~良いんだけど…、君がバスケ部に入ってくれたら、すぐにでも戦力に…。でも…、本当に良いのか…、この子たちに丸々、乗せられた感じみたいで…???」

大輔の隣でにこにこと笑う朱実。その朱実を見て、
「叶野~!」

その声に、一瞬…、
「は~い。」
と、小さな声を出す朱実。

そして相磯、
「さっすがは、陣内クラスの名トリオね。やってくれる。うん。橘樹君、この3人は最高よ、陣内クラスの…ある意味では、陣内Perfumeね。」

「相磯先生~乗せないで下さいよ、いい気になるだけですから~。」
と、陣内。

「いいじゃないですか~陣内先生~私も大好きなんですから、この3人。ねぇ~朱実ちゃんに楓ちゃんに、そして陽子ちゃん。」
「はは…、やっぱ、話分かる~優美子先生~。」
と、朱実。

「陣内Perfume…か…。」
と、大輔。朱実と楓、そして陽子を見ながら…。

「分かった分かった、OKだ、橘樹君。君がそれで良いんなら、歓迎しよう、バスケ部に…。」
「あ…、はい。ありがとうございます。」



廊下を歩きながら、
「な~るほどね~陣内Perfume…。他の子たちとは…、何だか…ちょっと違う感じ…。」
と、3人をそれぞれ見ながら大輔。


「全~然、そんな事ないからね、私たち。」
と、陽子。

「えっ…???」
「でも、私は…楓に、朱実がいないと、ダメな方だけど…。」
「それ言ったら、私もじゃん。」
と、楓。

「まっ、ねぇ~小っちゃい頃から、気持ち…一緒だったから…私たち。」
と、朱実。



陣内Perfume。


※※※※※※※※※※※※※

   




「先生…いいでしょ。」

  1. 2016/01/11(月) 11:13:17_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
廊下にいた生徒も…、
「なんだ、なんだ…こいつら…???」
「えっ…、なに…どうしたの…???」
と…。


「はっ…???なんで…職員室…???」
と、朱実に連れられての楓。

そう言った途端に、
「はい、こっち~!」
と、朱実。

またしても大輔と楓を連れて、そしてその後ろにくっついてきた陽子。
その生徒たちをコチラも…、
「何だ、どうした、この生徒たち…???」
と、眺めながらの教師連。

4人が辿り着いた其処は…、陣内洋祐。
そこまで一緒だった楓が…、
「あっちゃ~!そういうことかい。」

実は桃李中学高等学校の、バスケ部監督兼顧問。
「陣内ッ!…いや…先生。」
と、朱実。

「何だ???どうしたんだお前等。それに橘樹君も???転校早々。」
「はい、先生、橘樹君。バスケ部に入ります。」
と、朱実。

その瞬間、一同…、
「えっ!!!!」
「はっ???」
「ん…???」
「なんで…???」
「はい…???」
「うっそ…!!!」

そして陽子…、
「やれやれ…やっぱり…。」

そして、その光景を陣内の隣の席で見ていた相磯優美子が、
「くすっ。」

「お~い、おいおい、いきなり何かと言えば…。叶野~おま…。え~~!!!」
と、陣内。

「ねね、先生…いいでしょ、橘樹君、バスケ部…。」
と、朱実。

「やれやれ…。あのな~叶野~おま…。はぁ…。」


「ふふ…可愛い…。」
と、隣で相磯。

「相磯先生…、笑って…。って…。」

「ねっ、先生、橘樹君…バスケ部…???」
「叶野~おま…。」
と、言いながら朱実の脇に立っている大輔を見て…。

「第一、橘樹君、君は…???」


「俺…、いや…僕…は…。」
と、右手で頭を掻きながら…、
「参ったな、こりゃ。」



「先生…いいでしょ。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「いらっしゃい!!!橘樹君。」

  1. 2016/01/10(日) 08:33:43_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「…ん…???キャハ、何…照れてんのよ楓…、その顔…。ははは…。」
と、朱実。

「え…、いや…、何も…。…んもう~な~によ~!」
と、朱実の左腕を叩きながら…。そしてチラチラと大輔と陽子を見ながら…。

「橘樹君も、バスケ好きは楓と同じ境遇だって言ってたの。」
と、陽子。

「えっ???なに…どう言う事???」

「つまり~!」
と、朱美。
「橘樹君…、神奈川の、陵北高校出身なんだって。」

「りょう…ほ…くって…、ひょっとして…あの…、バスケ、全国優勝校の…???」
と、楓。

「そう、その陵北。そこで、バスケ部だったみたいよ~!子供の頃からバスケが好きだったんだって。だか~ら~、楓と同じだねって…、言ってたの。」
「そ…、そう…。そう…なんだ…。陵北の…バスケ部…。…で…子供の頃から…。で…、私と…おんなじ…。ふ~ん。」

「…で、ここでも、やっぱり…当然…そう…なんのかな~…なんて。」
と、横目で大輔を見ながらのボソッと朱美。

「…ま、まぁ…、どっちみち…、バスケ以外…あまりやった事…ないから…。多分…。」

「よ~し、では、この朱美様が…一肌脱ごうじゃないの!」
と、いきなり背筋を伸ばして、腕組みをして朱実。

「えっ???」
と、楓。

「何を…朱…美…???」
「いらっしゃい!!!橘樹君。」
と、いきなり右手で大輔の左手を引っ張り、
そして左手で椅子に座っている楓の右手を引っ張り、
「あんたも一緒に、楓。」

「はぁ~???」

「何がどう…???どこに…???」
と、楓を見ながら、朱実から引っ張られる大輔。

「どこ行くのよ朱実~???」
と、額に手を当てる楓…。


「また始まったか朱実…。はは…。」
と、後ろから陽子。



「いらっしゃい!!!橘樹君。」


※※※※※※※※※※※※※

   




朱実が…クスクスと…。

  1. 2016/01/09(土) 18:29:36_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「へぇ~~そうなんだ、あのバスケの強豪…陵北…、全国でも優勝校だもんね~。凄いやこりゃ。」
と、大輔の後ろの席で朱実。

「えっ…あ…、いや…、聞こえた…???」
後ろを振り向いて大輔。

「うん、しっかりと…ね。いやいや…凄いんだ…橘樹君って…。」
と、朱実。

「あ…、いや…、まあ…。でも…俺…子供の頃からバスケ…好きだったから…。」
その大輔の言葉を聞いて、朱実が…クスクスと笑う。

「えっ…???どうしたの…???何か…俺…、変な事…言ったかな…???」
「ん~~。実はね、君と同じような境遇の人が、ほら…。」
と、大輔の前から陽子が楓の方に手を向けて。
そして朱実も…楓の方に、横目をして…、
「ねぇ~楓!!!」

「…えっ…、なになになに…、何か言った???」

スマホで、一生懸命に結婚式場のホームページを見ている楓が、
朱実から自分の名前を呼ばれて、
「どしたの…???」

「な~にさっきから見てんのよ、あんたは???」
「えっ…、何って…、別に…。」

「どれどれ…。はっ…、なにこれ…???結婚式場…???ぷっ。あんた、楓、誰と結婚すんのよ、ったく~はは…。」
と、楓が見ているスマホを覗きこんで…。
「バ~カ。私な訳ないでしょ、従姉の美希姉ぇの結婚式場。…私…行けないからさ。…どんなとこかな~って思って…。

「あ~ん。な~るほどね~!」
「えっ…、誰か…結婚するの…???」
と、大輔。

「うん。私の大好きな従姉のお姉さんがね…。」

そう…楓が言った途端。大輔を見て…、朱実と陽子を見て。
何やら照れながら…、
「えっ…、あ…、いや…、何…???何の話…してたの…???」
と、また大輔を見て…。



朱実が…クスクスと…。


※※※※※※※※※※※※※

   




「どこの高校…???」

  1. 2016/01/08(金) 06:06:37_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:1
一瞬大輔の頭には、昨夜のあの時が過っていた。
思いがけずに自分にぶつかって来た女性、
そして、同時に地面に倒れた時の、あの時の感触。
背中に感じた痛みも凄かったのだが、
自分の胸から感じたある意味での柔らかい感触と、匂い。
一瞬過ったあの時、実際、姉たちとの感触とは全く異なる、
何かしら仲間的な感触を体に感じていた。

そして自分の前に立っている楓の顔を見て…。
そしてそんな楓も大輔の顔を見て…。

「楓…、どうした…???そろそろ授業…。」
と、朱実。

「えっ…???あっ…あ~うん。」

既に教室には他の生徒たちも戻ってきており、午後からの授業が始まる。
授業が終わって、周りの女子生徒数名が、大輔の席に…。

「ねね、橘樹君って、神奈川…、どこの高校だったの???」
「えっ…???俺…???…あっ…、りょう…、陵北…高校…だけど…。」

「えっ、えっ…、りょう…ほく…って…。あの…バスケ…名門の…あの…陵北…???」
と、女子生徒。

「えっ…、めい…もん…って…。ハハ…。」
「凄~い、カッコいい~!」
と、手を叩いてはしゃぐ女子生徒。

「じゃ…、ここでもバスケ…するの…???」
と、また別の女子生徒。

「えっ…、まぁ…そう…言う事に…なる…かな…。はは…。」
「頑張ってね、私たち橘樹君の事、応援するから…。はは。」

そう言いながら大輔の席を離れる女子生徒。歩きながら、
「もう~カッコいい~ほらほら…あの…、福士蒼汰に、似てない。」
「うんうん、私もそう思った。凄いかっこいいよね~!」

そんな女子生徒の声が教室内に流れながら…。



「どこの高校…???」


※※※※※※※※※※※※※

   




「そっか…同じクラス…。」

  1. 2016/01/07(木) 10:49:18_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「教室の前からだと分からなかったけど、先生のあの、一言と皆のざわめきで、僕も”えっ?”て…驚いたよ。同じ苗字の子…???って…。」

楓を見ながら笑顔で、そして頭の後ろを掻きながら…。
「それを言うなら、私だって同じ…、って言うか…クラスの全員…、そう思ったかも…。」
と、ニッコリと笑っての楓…。

「そうだね…、確かにその通りだ。はは…。」
「あの~~。」

ちょっとかしこまった感じで、照れながら、
そして、両腕を前に両手を合わせながら…。

「もっと丁寧にお詫びしなきゃ…って…思ってたんだけど…。もう…気付いたら…見えなくなってて…。」
「あ~~あれね。ははは、全~然大丈夫…。まったく、気にする事ないからね。」
両手をひらひらさせながら、そう言う大輔。

「そうは言っても、そっちが気にしなくっても…こっちは…。」
「…あ、あ…、そっか…。そう…いう…事に…、なっちゃう…よね。うん。」

「昨日は…本当に…ごめんなさい。…浴衣まで…汚しちゃって…。」
と、楓。

「…うん。ありがと。気にしてくれて。嬉しいよ。うん。」
と、大輔も少し照れながら…。


「良かったじゃん、彼に謝れて…。」
と、窓際に凭れていた陽子。

楓の両肩に両腕を付いて、
「私、山下陽子。部活は演劇部。」

「と…、そして私は、叶野朱実。部活は楓と同じバスケ。」
「そ~し~て~俺~!梶原慎二~ってんだ。サッカー部だ。…で、こいつが…小室智志、バレー部だ。」
と、廊下側の智志の机に手を付きながらの慎二。

声の方に振り向きながら大輔、
「あっ、あ…、そっか…同じクラス…だったんだ、君たち…。」



「そっか…同じクラス…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




笑顔で…。照れながら…。

  1. 2016/01/06(水) 07:14:31_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「このクラスにもバスケ部は…、あっ、ほら、君の斜め後ろに…。」
と、机に付いていた右手を放し、楓の方を指差して、
「彼女も君と同じバスケ部よ。ねぇ~楓~!しかも苗字も君と同じ呼び方の…た・ち・ば・な。」

そう言われて自分の左斜め後ろの楓の方に顔を向ける大輔。
いきなり自分に顔を向けられ、思わず笑顔でペコリとお辞儀をする楓。

そして、そのお辞儀に、素直にお辞儀で返す大輔。
「そして~!ちなみに私…、このクラスの学級委員長してるから…、クラスや学校の事で分からない事があったらいつでも聞いて。じゃ。」

そう言って、大輔の机から離れて廊下に向かう萌未。

「あ、ありがとう、わざわざ。」
と、大輔。


教室の生徒はもう既に、思い思いの昼休みを楽しんで、
残っている生徒は、6人。

そしてようやく、楓が腰を浮かし、立ち上がろうとしたのと同じタイミングで、
後ろを振り向きながらその場に立った大輔。

「君たち…昨日の…。学校…ここだったんだ!すげ~偶然。俺…。」
そう言った大輔の声に続いて、
「たちばな…だいすけ…君…、でしょう。」
と、立ったまま、机の上に両手の両指を付きながら…、笑顔で…。

「そう言う君が…たちばな…かえで…さん。苗字、同じ…けど…漢字、一字違い。」
と…、少しうつむき加減で、楓を見ながらの大輔。

机に立てていた両手指を今度は背中に手を回し両手を組んで…。
「そっ、私…たちばな…かえで…。」
と、ちょっと、照れながら…。

「昨日は…ごめんなさい。」
と、そのままの姿勢で頭を下げて。



笑顔で…。照れながら…。


※※※※※※※※※※※※※

   




「凄いね、みんなの歓迎ぶり…。」

  1. 2016/01/05(火) 18:33:48_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「えっ…うそ…バスケ…???」
と、またまた驚く楓…。

隣の朱実と顔を見合わせながら…目をパチクリ。

「まぁ…、うちのクラスにも、何人か…バスケ部は…いるが…。なぁ~橘~!仲良くしてくれ~!」

「…って、陣内、私は女!!!こっちは男!!!」
と、小さな声で楓。

その小さな楓の声が聞こえたらしい大輔。両肩を上下に動かし、「クスクス」と…。

「じゃあ~授業に入る~!」
と、一時限目の担任の世界史の授業が始まる。



一時限目の授業が終わった瞬間、
周りの生徒が大輔の席に集まってくる。

そしてそれぞれが自分の名前を名乗り自己紹介。
「早っ!!!」

周りの生徒の早さに呆気に取られ、
昨夜の出来事の詫びとお礼を言いそびれた楓。

隣で、他の生徒の行動を見ていた朱実も…、
思わず楓に顔を向けて変顔…。
「だめだねこりゃ。」

そんなシーンがお昼休みまで続くのだった。

「やれやれ…凄いね、みんなの歓迎ぶり…。次から次へと…。」

そして、ようやく周りの生徒の自己紹介も終わったかと思い、
窓際に寄りかかっていた陽子が楓に、
「楓…???」
「ん…、うん。」

と、椅子から立ち上がろうとした瞬間、
「たちばな…だいすけ…くん…って言ったかしら???」

と、大輔の机の端に右手を付く女子生徒。
その女子生徒を見た途端一旦は椅子から浮かし掛けた腰を落として、
左肘を机に付けて、
「さ、さ…五月野…???」
と、楓。

「あっ、はい。橘樹大輔です。よろしく。君は…???」
「私…???私は、五月野萌未。吹奏楽部よ、バイオリン弾いてるの。あなたは…バスケだったかしら???」


「おやおや…、今度は委員長殿…。」
と、朱実。



「凄いね、みんなの歓迎ぶり…。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「たちばな…だいすけ。」

  1. 2016/01/04(月) 08:01:06_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「ははは…、やっぱり驚いたか、橘。お前と同じ苗字だ…。」
と、陣内洋祐。

「が~、漢字が、お前とはちょっと違う。こうだ。」
と、黒板に向いて「橘樹(たちばな)」と書いて、「大輔」と書く。

「確かに…、あの字はたちばなと読む。」
と、楓。

「えっ…、そうなの楓…???あれで…たちばな…???」
と、朱実。

「うん。…確か…神奈川の昔の群の名前…。今はもうなくなっちゃっているけど…。」
「ふ~ん、さすがは優等生。」

「大輔君は神奈川から、こっちにお父さんの仕事の都合で引っ越してきた…。」
と、陣内。

「あっ、ビンゴ、楓。」
と、朱実。

「たちばな…だいすけ。ふ~ん。」
と、楓。

「まだ引っ越してきて3日目だそうだ、みんな~仲良くしてくれ、頼む。…と、じゃあ~席は~っと、後ろの方…、叶野の前…、空いてるな、そこだ。」
「えっ…ここ…???」
と、朱実。自分の前の空いてる席を指差して…。

「…って、そこしかないじゃん朱実…。はは…。」
と、楓。

「えっ…、あっ…、そう…か…。…だよね。はは。」

教壇から降りてゆっくりと後ろの空いてる席に歩み寄る大輔。
周りの生徒も注目しているその中で、空いてる席に近づいた途端、
「えっ…、あっ…!!!」

と、一瞬声が口から飛び出した。
そして、少しだけニッコリとしながら軽く頭を下げて、
「ここ…かな…俺の…???」

大輔のそのニッコリとした笑顔を見て、
楓も朱実も、ニッコリとして軽く頭を下げ、
「ど…、どうぞ…。」

「あ…あ、ありがとう…。」
と、大輔。

「あ~それから…、大輔君はスポーツは…バスケだそうだ。」



「たちばな…だいすけ。」


※※※※※※※※※※※※※

   




「新しい仲間だ。」

  1. 2016/01/03(日) 19:04:40_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
朱実の指差した教室の前の、
先生の隣にいる生徒を見て楓、その瞬間、
「へっ!!!わっ!!!うそ―――ッ!!!!」

そう言って、思わず両手で口を塞いだ。

「…ん…???なんだ今の…誰だ…???静かにな。」
と、担当教師の陣内洋祐。

両手で口を塞いでた楓…、その手を放して…。
「うそ、うそうそうそうそ…、なんであの人がこ、ここ…。」
と、隣の朱実の左腕を小突きながら…。

「いや…私だって分かんないよ。」
と、朱実。

この時点で、かなりの胸の鼓動を感じる楓。

そして…とにかくキョト~ンとしているだけの…陽子、
「あ…、あ…。もう…会えてる。うわっ。」


「今日から、みんなの仲間になってもらう…。…って、言ったら…少しは…大袈裟か…、はは。みんなと一緒に勉強してもらう、まぁ…新しい仲間だ。」
と、陣内。

「何言ってる、陣内…???」
と、下から目線の机の上で、匍匐前進体勢の楓…。


そして陣内、隣の生徒の肩を叩いて、
「じゃ…自己紹介…お願い。」
「あ…あ…、ハイ。」
と、その生徒。

今まで、少し下向きにしていた目をしっかりと前を向いて一言、
「橘樹(たちばな)大輔です。よろしくお願いします。」
と、大きな声で…。その声を聞いた途端…、周囲がまた…。

「た…、たちばな…。え~~~!!!」
と、ざわつく。

「えっ…。」
「えっ!!!!」
「うそ…???」
「はぁ~???」
「…んな…事って…???」

楓の周辺で起きるどよめき…。

「た…ち…ぱ…な…。うそ―――ッ!!!!」
と、楓。

今度はしっかりと陣内まで届く声が…。
「ん…???橘か、今の声は…???」
と、陣内。

「うわっ、ヤバッ!」



「新しい仲間だ。」


※※※※※※※※※※※※※

   




周囲がザワザワ。

  1. 2016/01/02(土) 07:05:08_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
「あ~知ってる知ってる。…確か…美希さん…って…言ったっけ…。」
と、両手を上下に振りながら言う陽子。

「そう…なんだ…けど…。はぁ…ガックリだよ…。」
と、暗い表情の楓。

「なんでなんで…???」
「朱美~高体連の夏季大会…うちらって…いつだっけ???」

「ふ~ん、8月の第3日曜日17日よ。」
「…なんだよね~はぁ…。」

「なんだよね~はぁ…って…???どういう事よ???」
と、腑に落ちないような陽子。

「うん…???つまりは…その結婚式と夏季大会の日程…、何の因果か…知らないけど…、お・な・じ…日!」
「ありゃ…。じゃ…、結婚式…。」

「そう…出れないの!私だけ!」
と、机の上に置いた鞄に両手でバン。

「あっちゃ~~!」
と、陽子。

「そういう…こと…。」
「んもう~!」

その時、
「起立~っ!」

「あっ、先生来た。」

「礼、着席~!」

そうして生徒が一旦席に着いた途端、周囲がザワザワ

「えっ、おい、誰だよあいつ。」
「誰…、あの人…???」
「あれ…転校生…???」
「何…だれあの人…???」

周囲の生徒がざわつく中…。
「みんな~おはよう~!早速だけど、紹介しとく。」
と、担任教師の陣内。

その時、
「うっそ!!!」
「えっ…!!!あっ!!!」

と、教師の隣にいる生徒を見て朱実と陽子。それと同様に、前の席にいる慎二、
そして廊下側にいる智志がそれぞれ後ろの席にいる楓の方に振り向いた。

まだ浮かない表情をして外を見ている楓に、
隣の席の朱実が、楓の右肩を小突いて、
「楓、楓。」
と、小さな声で。

「ん~???」
と、楓。朱実が…、
「前々…あれ!!!」



周囲がザワザワ。


※※※※※※※※※※※※※

   




NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY>>

生活応援 ♪♪

マクロミルへ登録

ブログ内検索

プロフィール

“THMIS”mama

Author:“THMIS”mama
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

FC2カウンター

アクセス

ブロとも申請フォーム

« 2016 01  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -