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“THMIS mama”~お洒落の小部屋~

読んで楽しや、見て楽しい♪お洒落の小部屋が綴る、ユーモアたっぷりに、笑って過ごせる「生活応援情報」ダイエット・エステ・ファッション・社会・ビジネスと、トコトン学んで笑って“ハイ!スマイル~~♪

「これ…選んだか…。」

  1. 2016/02/29(月) 16:30:18_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「ふ~ん、さっきの方が…。」
「じゃ…、最後の1枚か…。」

近くにいた店員も…、
「ふふ…。」
と、ふたりを見守るように…。

そしてカーテンが開き、
「これは…???」
「やっぱ…、さっきの…3枚目が良い。」

「…って…、ことは…、これ…か…。」

そう言って楓が手に持った3枚目のアイテムが、薄いベージュのオールインワン。
ノースリーブの襟元がレース、それから切替えになっていて、
シフォンジョーゼットのウエスト上までがフリルになっている。

両脇からスリットになっていて、バックの裾はヒップ上まで…。
ウエストはゴムでナチュラルなギャザーが目に優しい。
トップスとパンツが一体になっているアイテム。

「5枚の中から…、これ…選んだか…。」
「ん…、いつも…結婚式って言うと、女の人…ワンピースかスーツって言うイメージあるんだよね。だから…ちょっと違っても良いかな…、…って、思ってね。」

「ふ~ん、大のセンス…、意外と…良いかも…。」


「いらっしゃいませ。如何ですか…???」
と、店員。

「あっ…、これって…私に…どうでしょうか…???」
そう言って自分の体に当ててみる楓…。

「お似合いですよ。」
「従姉の結婚式に…、…なんですけど…???」

「大丈夫です。お似合いです。逆に…最近ではこういうオールインワンも、結婚式やパーティでは、人気なんです。」


「お…、オールインワン…???なんだ…それ…???」
目をパチクリさせている大輔。

「はは…、大にはちょっと難しいかも…。」

店員が、
「最近では、上下が繋がっていて、下がパンツスタイルになっている…、いわゆる、オーバーオールをお洒落にアレンジしたアイテムですねぇ。」



「これ…選んだか…。」


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「じゃ~これっ!」

  1. 2016/02/28(日) 08:10:39_
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そんな楓の声に…、
「え~~???」
と、大輔。

そんな楓と大輔の、若いカップルを見ていた店員も、思わず「クスッ」と。
楓から持たされたレディースのアイテムを、
シワにならないように首元から優しく抱えながら大輔、
そんな微笑んでくれた店員を見て、思わず変顔、そして赤くなる大輔。
そんな大輔にニッコリと応える店員。


「大~~こっち、こっち~!」
と、試着室の前に大輔を連れていく楓。

「あっ…、そういう事か…。」
「…ん…、どしたの…大…???」

「えっ…、あっ…、いやいや…、別に~うん。」
「じゃ…、ちょっと…待ってて。」
と、大輔が抱えている数枚のアイテムのハンガーを持って、
試着室に入る楓。


「いらっしゃいませ、綺麗な方ですね~!」
と、店員。

いきなり声を掛けられて、
「あっ、いや…、はは…。まぁ…。どうも…。」

何をどう言っていいのか…、目のやり場も、声を出す事も…。

「ごゆっくりと…どうぞ…。」


そうこうしている間に、いきなり試着室のカーテンが開き、
「どっ…???」

試着した楓のその服装に、
「あっ…いや、き…れい…。」
「ふん~。じゃ…。」

と、またカーテンを閉じ、またカーテンが開き、
「これは…???」
「あっ…、それって、さっきより…子供っぽい…かな…。」

「ふ~ん、そっか~!」
と、またカーテンが閉じ、そして…、
「じゃ、これ…???」

「あっ、これ…良いかも…。」
「おっけ~!んじゃ…。」

今まで何を、何処を見れば良いのか分からなかった大輔。
楓の2枚、3枚と着替える度に、自然に脚は構えられ、
左腕は肘を曲げて右ウエストベルト、そして右手は握り、顎の下に…。

「じゃ~これっ!」



「じゃ~これっ!」


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「頑張って、行ってらっしゃい。」

  1. 2016/02/27(土) 06:41:16_
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「それに…、何かやるにしても、ずっと朱実や陽子とばっかりだから…。」
「陣内…Perfume。」

「それ…優美子先生から、時々言われる~!なんでだろ…???」
「でも、珍しいじゃん、今日…何か朱実や陽子…用事だったの…???」

「な~訳ないじゃん。しっかりと、大にメールする前に、お願いって、誘った。」
「へっ…、じゃ…何で…???」

「ふたり揃って…、あ~~ダメダメ、日曜日は駄目ね~頑張って、行ってらっしゃい。…って~~!!!」
「えっ…、頑張ってって…???えっ…???どうい…???」

そう言いながら、数秒考えて、いきなり大輔が、
「ぷ~~ッ!はっはっはっ。…そんな事言ったのあの2人。」
「だ・か・ら…、大にお願いするしかなかったの…。」

「はっはっはっ。…じゃ…、つまりは…、俺も…あの2人に、感謝しなくっちゃ、ならないって…事か…。」


ふたりで歩きながら、お喋りしながらで、必然的に、足はデパートの前に…。

「行こ。」
と、いきなり大の左手を握って、デパートの中に入る楓。

あちこち見ながら、あれこれと商品を触って見ながら…、
いよいよ、お目当てのレディースファッションのフロアに…。


「今度の日曜日、従姉の美希姉ぇの結婚式あるの、その時着る洋服が今日のメイン。来て、大。」
「俺も…ここ…???」

「だから、買い物手伝ってって、言ったでしょ。」
「…そ…、そりゃ…聞いたけど…さ。…まさかレディースファッション…、え~~!!!」

「いいから、いいから。」

楓に手を引かれ、否応なしにも楓のお手伝い。


さすがに女の子、気に入ったものを選んで、そのまま大輔に、
「これ。…と~これ。あっ、これも…。」
「うそ…、これ…全部買うの…???」

「ううん…。な~訳ないでしょ。」



「頑張って、行ってらっしゃい。」


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「こんなに…カッコいいのに……。」

  1. 2016/02/26(金) 10:47:22_
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  その楓の声を聞いた瞬間、大輔…。
「どおって…???」

楓を見ながら大輔…、照れながら、目の下を右手人差し指でコリコリと…。
「き…れ…い。」
「あは…、ありがと…。」

「……。」
「何…照れてんのよ、大~???」

「えっ…、何…、照れてるって…、あっ…。いや…。」
「群馬の時と、違う~~!ははは…。」

「いや…、だって…、あん時は、…ほら…、みんな…一緒だったから…。全然…そんな…。」
「んふふふふ…。そんな事言ったら、私だって、同じだよ。私だって、今、大とふたりだから、ちょっと…ドキドキしてる。」

「えっ…、そうか…???」
「ばか、私…、こう見えても、男の人と歩いたのって、弟とお兄ちゃん。そして父さんだけだよ。」

「…えっ、…うそ…そうだったの…???俺…てっきり…。」
「へっ…てっきりって…。大~まさか~!」
と、帽子を脱いで大輔の顔を上目使いで…。

「私に…彼氏…いると思った…???」
「…へっ…ん、ん…、まぁ…、初めて逢った時から、可愛かったから…。」

「え~~うっそ~!!!それって、私も同じ。絶対に好きな人いるって、思ってた。」
「俺に…???ははは…冗談…、いる訳ないじゃん。」

「こんなに…カッコいいのに……。あっ…。」
そう言って、顔を赤くする楓。

「ははは…、何…、俺がカッコいい…???初めて言われたよ。」
「うそ―――――ッ!」

「いや…本当だ。…楓こそ、他の男子に…可愛いとか綺麗とか、言われないの…???」
「私~~???全~然。」

「…てぇ~事は、クラスの男子、女を見る目…ない…か…???」
「はは…大…、そこまで言うか君~!!!まぁ…、子供の頃からず~っと見てきた子たちばっかりだから…。ね。」



「こんなに…カッコいいのに……。」


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大輔の後ろから…。

  1. 2016/02/25(木) 08:15:16_
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「ねぇ、母さん…、私も何か…手伝おうっか!!!」
と、政美。

「あんた…勉強は…???いいの…???」
「少しは…息抜きしないと…。」

「まさか…ここで、メール…来る…か…。楓…。今度の…日曜日…か。」

つまりは、楓からのデートのお誘いメールである。

「オッケー、何時にする…???」
と、文字打ち。



「おっとっとっと~来た来た。」
と、楓。

「姉ちゃん、なに、さっきから、ニタニタしてんだよ、気持ち悪い~!」
ゲームをしながら憲明。

「いいの、いいの、姉ちゃん、友達とメールしてんだから…。」
と、テーブルの上のクッキーを食べながら楓。

「10時で良い…???買い物手伝って…。」
「買い物…???」
と、楓からのメールを見て大輔。



その日曜日の朝10時、待ち合わせ場所。
既に大輔はその場所に着いていた。そしてその大輔の後ろから、
「おっはよう~大~!」

そう言って、しゃがみ込む楓。
「えっ!!!こら…楓~!」

「はは…、おはよ。待った~???」
「い…いや…、俺も今来たばっかり。」

「そ、良かった。ありがと。」
「……。」


楓のそのスタイルを目だけで上に、下に…。
「大~~、何、見てるの…???」

そんな楓の言葉に…。

「…あ、えっ…、いや…。」

楓のファションは淡いブルーの小さな水玉のノースリーブのワンピース。
胸元はビンタックになっていて、ウエストまで前開き、
ピンタックの両側には白いレースのフリルになっている。
そしてスカートはフレア。ウエストは共布のリボン、後ろで結ばれている。

「そっ。…じゃ…行こ。」
「…あ、あ~。うん。」

何故かしら大輔の鼓動がドキン。
そして、歩き始めたかと思ったら、今度は白い麦わら帽子を被る楓。

大輔の顔をチラリと…。
「どお…???」



大輔の後ろから…。


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いきなり着メロ…。

  1. 2016/02/24(水) 16:16:37_
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「ん…!!!あっ、これ…お~いしい…。うんうん。美味い美味い。」
と、政美。

「これって…どこのどら焼き…???」
と、台所で夕食の支度をしている母親の睦美に…。

「ん~~、大輔の群馬からのお土産。」
「ふ~ん。」

そこへ大輔、スマホを見ながら…、そのまま冷蔵庫へ。
「大輔~どら焼き、食べてるよ~美味い、美味い。」
「ん…???だろっ、政姉ぇ、そういうの…好きだし…。」

「あらあら…姉思いの弟だこと…。」

冷蔵庫から麦茶を取り出して、グラスに注いで一口、
そして政美の斜め隣りの椅子を引いて座る大輔。

「何々…、珍しいじゃん、あんたがここでもスマホ使ってるなんて…。」
「えっ…、そう…かな…???」

「うん、あんまりあんたがスマホ使ってるの…見た事ないけど…。」
「…そんな…こと…、ないでしょ。」
と、なにやら文字打ちしているその最中に、いきなり着メロ…。

「へっ…、メール…???うそうそうそ…誰から…ねぇ…大輔…???」
と、思いっ切り大輔の体に身体を寄せる政美。

「な、な、なんだよ政姉ぇ。」
完璧に大輔の頭に自分の頭もくっつけて、大輔のスマホを覗き込む政美。
その上、スマホを持っている大輔の手の上から自分の手で掴むように…。

「政姉ぇ…、ちょ、ちょっ…、ちょっと~!!!」
身動き取れない大輔。

「おやおや…弟殿…、これって~!ほっほう…、にゃにゃにゃにゃ、にゃ~んと~!ふ~ん。」
「政姉ぇ~!」

「な~にやってんの~あんたたち~???」
と、台所から睦美。

「ん…???へっへっへ~!」
「なんなの政美、その笑い…???」

「ちょっ、ちょっと…政姉ぇ!!!」
「大丈夫だよ~弟殿~!」
と、大輔の耳元で…、

「楓…ちゃんか~!」



いきなり着メロ…。


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「いつって…。」

  1. 2016/02/23(火) 18:37:31_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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夏休みの部活の学校の帰り道、
ケーキを食べに行く約束をしていた陽子とも合流。
と、楓のスマホにメール。

「えっえっ???誰よ、私たち以外からのメールって…???」
と、朱実。

そして楓のスマホを覗き込む陽子。
「か~~!もう…ここまでやっちゃったか楓~!ほっほっほ~!」
「な…なによ…、だって…、仕方ないじゃん。」
と、ぶすっとしながらも笑顔を隠せない楓…。

「かかか、旦那からだ。」
と、ニコニコしながら朱実。

メールの送信者の名前がすっかり「大輔」と…、既に登録されてある。

「練習、頑張れよ、楓。」
と…。

「あんたたち、楓…、いつアドレス…交換しちゃったわけ~!ヒュ~~!」
と、陽子。

「いつって…、東京着いて、バスから降りて…、歩きながら…大の手にメモ…握らせた。」
「え―――――っ!!!うっそ…。大…胆。」
と、朱実と陽子、お互いに目を合わせながら…パチクリ。

「だって、もう…仕方ないでしょ。みんなにバレバレなんだもん。」
「まぁ…そりゃ、そう…だけどさ…。いやはや…、は~っや。」
と、陽子。

「ねね…、じゃ、それから結構やりとり…してんの…???」
と、朱実。
「ん…???まぁ…、こら、朱…!!!」




「はいはいはいはい。」
そう言いながら、濡れた両手をエプロンで拭って、受話器を持つ美智子。

「はい、山下でございます。……あら、楓ちゃんのお母さん。いつもどうも、陽子がお世話になって~。」
「いえいえ、とんでもない、こちらこそ…。今回は大変お世話になって~…。お礼も申し上げないで…、遅くなって申し訳ございません~。」

「いいんですよ~そんな~。こっちこそ、ありがとうございました~!お陰様で、大助かりだって、群馬の姉から…。」
「そうですか~、ご迷惑だったんじゃないかと…。」



「いつって…。」


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「ふんふんふ~ん。」

  1. 2016/02/22(月) 06:14:32_
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「んもう…。」
と、楓。

「…で、だれよ、相手は…???」
と、弓枝。

「あ~の~ね~!」
「親は、子供の好きな相手の名前を知る権利がある。」

「って…それ…って、映画とドラマの見過ぎ…。」

そのまま流し目をする弓枝。

「わ~かった、わ~かった…。んもう…。」
「で…、で、で…???」

「ったく~!…転校生の…大輔…くん…。」
と、ぶすっと楓。

その楓の言葉を聞いた途端に椅子から離れて、台所に向かう弓枝。
「ふんふんふ~ん。」
と、鼻歌交じりに…。

「何なのよ、それって~???」



「え―――っ、マジで…、お母さんに…???」
と、朱実。

「うん…。やられた。」
と、楓。

「こりゃこりゃ…もはや…完璧。奥様~!」
「おい!!!」

「かかかか。」
「って~~。まだ…大の事、私…良く知らないのに…。何で…こうなっちゃったの…???朱実~???」

「でも、好きなんでしょ、大ちゃんの事…???」

もはや楓も、変顔して…、
「うん。」
「んじゃ…しゃ~ないじゃん。」

「とほほほほ…。」
「あれだけ、衝撃的な出会い…しちゃったんだもんね~!」

「んもう~ったく~!」
「亜紀さん、さまさまだね。こりゃ…。…あっ、大ちゃん、こっち見てる!!!」

「えっ!!!どこどこどこ…???」
「かかかか。引っ掛かった、引っ掛かった~!はははは。」

「あ――け――み――っ!!!」
と、バスケットボールを朱実の頭に上にぶつける様な恰好で…。



「はい、試合まで日にち、ないよ―――ッ!」
と、女子バスケ主将悠紀子の大きな声。

「よし、やろやろ。あっ、そうだ、結婚式、私出れるって。」
「へぇ~~良かったじゃん、楓。なんだか、良い事尽くめじゃん。」



外のランニングから戻ってきた男子バスケ部。

「おっ、やってるな楓。」
と、大輔。



「ふんふんふ~ん。」


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「何か…隠してない…。」

  1. 2016/02/21(日) 19:06:55_
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「それは…そうと…。楓…あんた…???」
と、弓枝。

「…ん…???何…???」
「かあさんに…、何か…隠してない…???」

「…ん…???何を…???」
と、一切れのリンゴを口に運び、もぐもぐと…。

「群馬から帰ってからのあんた…、変わったね~!」
「ブッ!!!」
と、吹き出しながら、
「きったな~い。」
と、自分が吹き出したものを布巾で綺麗に拭きながら。

「図星だこりゃ。」
と、言いながら、楓の右隣の椅子に腰掛ける弓枝。

「母さん、怒んないから…言ってみな。何があったの…???」
「何が…あったの…って…。まぁ…ねぇ…。」

「母さん、群馬に行く事、許したけど、本当は心配だったんだからね~!女3人、男子も3人。良い経験とは思ったけど…。」
「……。」

「でも…まぁ…あんたの事だから、余計な心配は要らないと思ったけど…。親に似て、しっかりしてるから…。」
「ぶっ!!!」

「そこは…吹き出すところじゃないでしょ。」
「クク…。」

「だから…、笑うトコでもないでしょ。」


「ふ~~!」

腕組みをしながら弓枝。
「さぁ…観念しなさい楓。」
「まるで…時代劇ドラマのお奉行さんみたい。」

「か…え…でぇ~!」
「……。」

「か~え~でぇ~!」
「はいはいはいはい。」

「何があったの…???」
「んもう…。母~さん~。」

「何よ。」
「…んもう…。……、すきな…ひと…できた。」
と、小さな声で…。

「えっ…、えっ…???いま…何て言った…???」
と、弓枝…、左耳に手を付けて…。

「もう!!!母さん。好きな人出来た!!!」
「えっ…、もっかい…なんて…???」

「かあ…さん…???」
「はは…、はは…、そうかい、そうかい。おまえに…。」



「何か…隠してない…。」


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「この景色~バイバイだね~。」

  1. 2016/02/20(土) 05:19:37_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「おばちゃん、みなさん、お世話になりました~!」
と、陽子。

「お世話になりました~!」
と、面々。

「楽しかった~!またお出で、いつでも歓迎するよ。」
と、千。

「あんなにご馳走になって、ありがとうございました。」
と、楓。

「今度は…冬に来たいな。スキーに挑戦したい。」
と、朱実。

「いらっしゃい、いらっしゃい、大サービスするから。」
と、岡。

「そんときは、またよろしくおねがいしま~す。」
と、男子。

「じゃ、西川さん、お願いしますね。」
と、朋江。

「はい、じゃあみなさん。」




バスの窓から、
「あ~この景色~バイバイだね~!」
と、朱実。

陽子が…。
「ねね、朱実…、あの…亜紀さんの私とあんたに…頑張ってって…、あれ…どういう意味…???分かる…???ねぇ…楓…???」
「あっ、そう言えば…。全然…。全く…、なんのこっちゃ。」
と、朱実。

「さぁ…。」
と、窓の向こうの自然の景色を見て、思わず舌を出す楓。

「ねぇ~男子~…。」
と、陽子。
「え~~、もう…寝てんの…、は~っや。」

通路を挟んで右側の席では男子、もう首をだらりと傾げて寝入っている。




「えっ、うっそ…、私…結婚式…出れるの…???」
と、楓。

「あったりまえでしょ。披露宴は午後からなんだから。」
と、弓枝。

「えっえっ…、だって、私…、てっきり朝から出なきゃ駄目かと思って。」
「そりゃ、親族は朝から準備や何やらで、あるけど…。お披露目は午後だから。」

「…ぅやった―――ッ!!!!出れる―――ッ!!!試合も…出れる―――ッ!!!」
「な~に、そんなに…大袈裟な…。」

「だって、だって…母さん、美希姉ぇの結婚式~!ひゃ~!」



「この景色~バイバイだね~。」



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「あなた…これこれ…“ココマチガイド”ですって…。」

  1. 2016/02/20(土) 04:51:06_
  2. 地域、名所、旅行、国内外情報
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  4. _ comment:0
「何々~…旅行ガイドや都市の紹介、旅のtipsなどを集めたWEBマガジン…ココマチマガジンのサービスをリリース ココマチ合同会社…ってか…。」
「うん。楓も…そろそろ受験勉強になっちゃうし…、ここ数年…家族で旅行も行ってないからって…。」

「ふ~ん…。ココマチガイド…ねぇ…。」
「どうせ行くなら、色んな街の情報って、集めてみたいじゃない。」

「まっ、そりゃ、そうだ。」
「それに…海外に行くにしても、世界の国々のたくさんの人たちのライフスタイル…、そういうのって、紹介されると嬉しいじゃない~!」

「まっ、確かに、ヨーロッパには知人も住んでいるから…。」
「ね~でしょ、でしょ。」



「こういうのがあるだけで、旅行に行く切っ掛け…つくれるわよ。」
「な~るほどね~!楓の受験勉強前に、少しは、気合いれてもらわないと…いかんか…。その切っ掛け作って訳か…。」

「んふ…、どぅお…???」
「ふ~ん。そっか…。ココマチガイドか…、ヨシ。」


旅行ガイドや都市の紹介、旅のtipsなどを集めたWEBマガジン|ココマチマガジンのサービスをリリース ココマチ合同会社


ドリームニュース・ブログメディア参加記事



「ふるさと納税か…。」いいかも…。

  1. 2016/02/20(土) 04:26:54_
  2. 地域、名所、旅行、国内外情報
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
 「ねね、ちょっとこれ…、楓なんかどう思うよ…???」
「何よこれ…???“ふるさと納税…”ああ~ああ~他所の県に寄付をすると、その地方のいろんなものが戴けるって…、その事…???」

「そうそう、それそれ。まあ…私たちみたいな学生には関係ないんだけど、ほら、母さん、それに父さんたちには嬉しいニュースみたいよ。」
「どういう事よ朱実~???」

「私たち使ってる携帯やスマホって、これ…ドコモでしょ。父さんや母さんもドコモ使っているから…。」
「うんうん。」

「例えばこういう事。母さんが、あっ、ここの良い、良いって、思った地方に、ふるさと納税するじゃない。つまりは寄付よね。仮に6つの地方に10,000円ずつなんて…。ん~そうだな~合計で…78,000円なんて…。」
「うんうん。」

「そうすると…。大人たちってさ、毎年この時期になると税務署行って、確定申告ってするじゃない。」
「…みたいね。」

「…で、その確定申告をした時に…、まっ、今じゃパソコンからでも申告出来ちゃうらしいけど…。私はここと、ここに、納税しました。…なんて…。6カ所よ、6カ所。」
「うん。」

「そうすると…、何と…76,000が…、戻って来ちゃうんだって…。」
「へっ…???嘘でしょ…???」

「ほらほら…これ見て見なよ。」
「…ふんふん…。へぇ~ほんとだ~!税務署からは7,700円戻ってきて…、で…、納税したところからは68,300円、控除された事になってる…。」

「でしょう~。」
「…って、ことは…これ…何…???実質2,000で…、しかも…地方の特産物も…戴けちゃうって…事…。」

ふたりして…。
「おぅ~~~!」

「どっちみち、ドコモだから毎月…料金支払うでしょ、そんとき、一緒に“ふるさと納税”しちゃえば…。どうよ…、楓に、陽子~!!!」
「うんうん、完璧~~!早速、母さんと、父さんに報せなきゃ。」




「最後に、もっかい。」

  1. 2016/02/19(金) 10:42:29_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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  4. _ comment:0
「ふ~~会えて良かった~!もう…やばい、やばい。」
と、楓。

「さっすが~楓、良く気付いたね、お礼…。」
と、陽子。

「やっぱ…もらったまんまで、何もじゃ…、ねぇ…。」
と、朱実。

そして…歩きながら…楓、
「あっ、大…、最後に、もっかい、会ってこうか…???」
「ん…???あっ、そうだな。…じゃ、行くか???」

「…って、おい、そんだけで意味通じんのかよ、このふたりは…???」
と、慎二。

「いや…、それって、普通じゃん。」
と、智志。
「だって、目の前だし…。」

「んふ…行こ、行こ。」
と、朱実も陽子も…。



「きゃ~~来てくれたんだ~楓さ~ん。」
と、楓を抱き締めながら亜紀。

「うん。私たち、これから東京帰るから、最後に亜紀さんに会っておこうって思って。」



「大輔、みなさん、また、会えると良いな。」
と、祐樹。

「ああ。また…いつかな。はは。」

「楓さん、大輔…絶対に放さないでよ。約束だよ。」
「……う~ん、分かった。頑張る。って…難しい~~!はは…。」

「ばか…亜紀。」
「何言ってんの、大輔も楓さんの事、好きなくせに。」

その一言で真赤になる大輔。

「ほ~~っほっほっほっ。大~~!ん~~!」
と、慎二。

「ばか、慎二。」

「んもう~照~れちゃって~!」
と、大輔の左腕を叩いて陽子。
「ほら。」

と、大輔の手を取り、楓の手を握らせる陽子。
「もう~陽子…。」


「そして…朱実さんも、陽子さんも…、頑張ってね。」

「えっ???私…???」
と、朱実も陽子も…。
「へっ…???」


亜紀と目が合った楓だけが…、さりげなく、にこやかに…。

男子も…、
「はて…???」



「最後に、もっかい。」


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「この人の部屋って…。」

  1. 2016/02/18(木) 08:15:41_
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「お…お兄ちゃんって…楓の…???あっ…従兄の…。」
と、朱実。

「うん、そう…。私のお兄ちゃんの大学…ここ…。」
「あいや~~どういう繋がりよ、これって…???」
と、陽子。

「へぇ~、不思議な巡り合わせも…あるもんだね~!」
と、朋江。

「…って、言いながら、俺たち、その人…全然知らないし…。」
と、智志。

その智志の言葉に楓、
「やばい。おばちゃん、この人の部屋って…???」

「ふふ…、やっぱり楓ちゃんね。まだお部屋なんじゃない、3階の315の部屋よ。みんなで、お礼してらっしゃい。」

「陽子、朱実、大!!!行くよ!!!」
と、楓。

「うん。」
「よっしゃ。」

「かかか、もう…かかあ天下かよ。」
と、慎二。

「えっ…かかあ…???」
と、朋江…。


けれども…部屋に三浦の姿はなし。そして今度は玄関に…。ロビーにもいない。
そして外に出て、あちらこちらを見渡して、
ようやく、湖を眺められる場所でベンチに座っている数名の男性を発見。

ぞろぞろと6人がその男性に近づくと…。
ニッコリと微笑んで三浦。
「初めまして、三浦です。いや~会えましたね。いや~嬉しい。」
と、ベンチに座ったままで、
「今回は、君たちに会えて、楽しかった。いや、ありがとう。うんうん。」

「初めまして。私たち。ありがとうございました。」
と、そうキッパリとした言葉でお礼をして、頭を下げる楓。

その楓に合わせて頭を下げる5人。

「私たち、頑張ります。」
と、楓。

その言葉に始終にこやかに、
「ここは…良いところです。良い眺めだ。」
と、三浦。

「はい、私たちもここ、好きです。」
と、楓。

「うんうん。そうですか。うん。」



「この人の部屋って…。」



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祝儀袋と名刺。

  1. 2016/02/17(水) 07:18:22_
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「そうか~お手伝いか…。」
と、三浦。

「はぃ~良い子たちばかりで…、本当に助かってます。実は、私の妹の子のお友達なんです。」
「そう…だったか~!いや…、珍しく元気で活発な若者を見た。…それでなんだが…、なぁ…女将…。」

そう言いながら自分の懐から…、
「女将には申し訳ないが…、あの若者たちに、これを…渡してくれないか。…私からの少しばかりの…良いものを見させてもらったお礼だ。」
と、祝儀袋を朋江の前に。

「えっ…、そんな…先生…、これは…戴けません。困ります。」
「じゃ、女将…頼んだよ。」

そう言って、その場を立ち、廊下に向かう三浦。
その後、朋江が三浦の部屋を訪ねて、祝儀袋を返すと言う行動を取ったのだが、
三浦はその朋江に快く、
「お願いしましたよ。」
の一点張り。

顧客の好意を断る事も出来ずに、仕方なく、預かっていたのであった。



「本来であれば戴く訳にはいかないものなんだけど…。どうしたって、引っ込めてくれるようでもないし…。ありがたく戴いたって事なのよ。」


「うそ…、そう言う事ってあるの…???」
と、陽子。

「旅館、始まって以来、初めてよ、こういうケースは。」
「うわっ!!!」
と、朱実。


祝儀袋と名刺を見て陽子と楓、
「ほんとだ、拓植大学教授、三浦彰人…だって。」

「拓…植…、えっ…バスケットの名門大学じゃん、そこって…。」
と、大輔。

…と、その大輔の話を聞いた途端に今度は楓が、
「あ―――――ッ!!!」

いきなり身体をビクッとする面々。
「びっくりした~~何よ楓~~!!!」
と、隣の陽子。

変顔して楓…、
「私のお兄ちゃん…。」



祝儀袋と名刺。


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花火大会の夕方…。

  1. 2016/02/16(火) 07:41:29_
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「ご祝儀よ。」
と、朋江。

「あっ、いやいやおばちゃん、これ…、だめだめ、私たち…これ…もらえない。」
と、陽子。

「そうそう、最初っから…招待って、言われてたから…。」
と、楓。

「うんうん。」
と、朱実。

「それに、あんなにすんげぇ料理、しかも、気持ちの良い露天風呂にまで入らせてくれて…。」
と、慎二。

「…そう…なんだ…けど…さ。」
と、朋江。

「えっ???」
と、面々。

「…実は、この…ご祝儀、旅館からじゃ…、ないのよ。」
「はい…???」
と、またまた面々。

そして…、朋江があるエピソードを6人に説明する。


前日の花火大会の夕方…、旅館のロビーにて…。
「お待たせしました、女将の児玉と申します。」

「あっ、いやいや、女将、忙しいところ、呼び出して申し訳なかった。実は…。」
「はい。」

ソファーに座って新聞を読んでた初老の男性。
新聞を傍らに、朋江の前に名刺を差し出し、それを見る…。

「拓植大学…教授…、三浦…彰人…様。」

「いや…はは。そこで…私今、バスケットの…顧問をしているものです。」
「はぁ…。その…大学の先生様が…???いや…。申し訳…ございません。」
と、朋江。

「いやね…女将。いや…実に活発で楽しい姿…見させてもらった。彼ら…。」
「はっ…???」

「あの…若い学生だよ。まだ…高校生じゃないかね、元気でいいねぇ。」
「あぁ~あの子たち。え~え~良く頑張ってくれてます。大助かりですよぉ。」

「アルバイトで雇ったのかな…???」
「いいえ~お手伝いですよ。」

「お手伝い…???」
「はい。お手伝いで、快く、引き受けてくれた子たちです。」

「いやいや…それにしても、出来てる。」



花火大会の夕方…。


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「お昼食べて、帰るんだね~東京。」

  1. 2016/02/15(月) 10:41:02_
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翌日…。
「ん…???何か…みんな…、どうかした…???何か…良い事…あった…???」
と、陽子に千。

「へっ…???どうしたの千さん…???」
「ん…???何だか、みんな…今までより、にこにこしてるから…。」

「あっ、あ~~ふふ…。素敵な思い出…できたからね~。」
と、陽子。

「へっ…???」
と、千。
「ふふ…。」
と、陽子の隣で朱実。



「みんな~良く頑張ってくれて~。ありがとね~!さすがに高校生、若い、若い。」
と、男子に労いを岡。

「はは…、俺たちも…良い経験…させてもらいましたよ、岡さん、ありがとうございました。岡さん、教え方上手だから。」
と、大輔。

「何言ってんの、大助かりだったわよ。冬にもいらっしゃい。雪景色…そりゃ綺麗だよ~!」
「はは…ありがとうございます。」
と、智志。

「みんな、お疲れ様~はぁ~助かったわ~今回は…。もう…お昼食べて、帰るんだね~東京。」
と、千。

「お世話になりました~!」
と、一同。

そんなお昼を食べている時に、女将の朋江。
「陽子、それに楓ちゃん、朱実ちゃん、そして慎二君に智志君、大輔君。本当に、ありがとうね~助かったわおばちゃん。」
「いえいえおばちゃん、こっちの方こそ、良い体験、させて戴きました。こっちの方が感謝だよ~!」
と、楓。

みなも、
「うんうん」と…。

「お客さんも喜んでたよ。若いのに良くやってるね~って。それ聞いて、おばちゃんも嬉しくってさ。社長もいれば挨拶出来るんだけど、あれやこれやで日本全国駆け回ってるから…。」
「へぇ~お客さんから…。ふ~ん。」
と、朱実。

「そんなみんなに、これ!!!」

陽子が…、
「へっ…なにこれ…???」



「お昼食べて、帰るんだね~東京。」


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「極楽、極楽~。」

  1. 2016/02/14(日) 07:13:40_
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「ふぅ~気持ち良い~極楽、極楽~。」
と、旅館の露天風呂に浸かりながらの朱実。

「…けど、びっくりしたよね、楓と大ちゃん。ん…???」
と、楓の肩に自分の肩を押し付ける陽子。

「んもう~陽子!!!」
「はっはっは~奥様~!!!」

「ったく~!!!」

「でも…、そう言われれば…似てるよな~ガッキ~と福士蒼汰に…。」
と、朱実。

「私が~全っ然…似てない似てない。」
と、言いながら鼻の下までお湯に浸かる楓。

「…で、結婚式…いつすんの~???」
と、朱実。
「わ――――っ、やめて、やめて…ぎゃっ。」

思いっ切り両手で朱実の顔にお湯をぶつける楓。



こちらも頭にタオルを置いて、
「しっかし…驚いたね~!」
と、慎二。

「ん…何が…???」
と、大輔。

「あんなに綺麗なのに、心臓病ってか…。」
「うん。亜紀はもともと、体弱くって、その分、運動が駄目なら、せめて頭を使う方…って…。」

「それでか…。」
と、智志。

「えっ…、何が…それでかって…???」
「うん、すんげぇインスピレーションって感じだった。」

「はっ…???」
と、慎二と大輔。

「いや、普通…分かんねぇだろ、いきなり自分の目の前に現れた人物が、自分の幼馴染の彼女でしょ…なんて…。」
「ん…、まぁ…そうだよな…。」
と、コチラも大輔の肩に自分の肩を押し付けて慎二。

「いやはや…、参ったね~。どうするよ~。」
と、大輔。

「この~~色男――――!!!」
と、慎二。

「わっぷ、何々…慎二、やめろよ、やめろ。わっぷぷぷぷ。」

と、コチラも大輔にお湯攻め。

「うるっさい、男湯!!!」
と、朱実の声。
「……、うそだろ!!!」
と、慎二。



「何してんだよ慎二???」
と、立って、壁の上を見ている慎二に智志。
「おい!!!!」



「極楽、極楽~。」


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「結婚式には…出れないけど…。」

  1. 2016/02/13(土) 18:27:56_
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「もう…私の…事…、分かってるんでしょ、みなさん…???」
と、亜紀。

「えっ…、あ…、あ~。」
と、朱実と陽子。その朱実と陽子の言葉に間髪容れずに、
「うん、知ってる。」
と、楓。

「大が…、亜紀さん、心臓悪いって…。あ…、でも…、ごめんなさい、本人の前で…。」
「ううん、いいの。一年前にね、いきなり胸に激しい痛みが走って、それからは…。…もう…。」


「心筋梗塞って…分かる…???」
と、兄の祐樹。

「心臓に流れる…血が…塞がっちゃう…あれ…???」
と、楓。

「そう…。しかも…亜紀の場合は、元々…身体…弱くて…。」

「こんなに…綺麗なのに…。」

「あと…2年。持つかな…私。」
と、亜紀。



「だから、…だから…私…、大の幼馴染って、言うから、会っておきたくって…、私…。」
「うん。ありがと、楓さん。」
と、そう言って亜紀。そして…クスッと笑って…。

「大輔と楓さんの結婚式には…出れないけど…。」

「えっ!!!」
「ひゃ~~。」
「うわっ!!!」
「はっはっは。」
「あいや~!」
「そこまで言う!!!」
と、朱実。

「こりゃ、やられたね大輔。え~!!!」
と、祐樹。

「ど…、どういう…???」
と、大輔。もう楓の顔は、赤くなりっぱなし。

「ほいほい奥様、旦那様…。」
と、朱実が楓と大輔の体をくっつける。

「朱実~んもう~。亜紀さん…。」

「ふふ…お似合いよ。おふたりさん。…兄ぃ、そろそろ…。」
「おっ、そうだな…。そろそろ…。じゃ、大輔、みなさん。」

「あっ、途中まで…送るよ、俺たち。なっ。」
「うん。そうさせて亜紀さん。」
と、楓。

「ありがとう…。じゃ…お言葉に…甘えて…。」



「結婚式には…出れないけど…。」


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「素敵な友達ね~!」

  1. 2016/02/12(金) 07:38:28_
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「まぁ~羨ましい大輔。こんなに友達。そして…良かったね、彼女…出来て。」
と、亜紀。

「ばか、何言ってんだよ。…ったく~!」
と、大輔。

「でも…お似合いだよ、こんな綺麗な人なら…。」
「…って、おいおい。」

ますますかしこまる楓。

「楓さん…、あの人に似てる、綺麗~!」
「えっ…誰々…???」

「ホラ…芸能人の…ガッキ~!似てるって言われない…???」
「へっ…私が…???ガッキ~って、新垣…、うそ~~っ!!!初めて言われた~~!」

「そっ…???大輔は…どちらかと言えば、ほら…福士蒼汰。どっちも背ぇ…高いから、お似合い。」


「ガッキ~か…、そんな風に感じてなかったけど…。」
と、朱実。

「な~るほどね~!」
と、陽子。

「大が…福士…???って…誰だ…???」
と、慎二。

「おま…慎二…、福士蒼汰…知らなかったっけ…???」
と、智志。

「いや…実は、俺も知らないんだ。」
と、大輔。

「おい、あんたら…。遅れ過ぎ…。」
と、朱実。


「ははは…、面白~い、みんな~!素敵な友達ね~!ねっ、大輔。」
「ん…、あぁ…、だろ…。」

「はは…、とうとうなっちまったか…楓と大。彼氏と彼女~!」
「んもう~何言ってのよ、慎二。」
と、慎二の左腕を叩く楓。


「はは…楽しい友達だ。良かったな大輔。」
と、亜紀の兄の祐樹。

「ん…、ああ。」
「亜紀の兄の坂崎祐樹です。初めまして、こんにちは。今日は、良かった~!こんな素敵なところで花火観れて、そしてこんな楽しい人たちに出会えて。」

「私たちも亜紀さんに会えて、良かった。ねっ、大。」
と、楓。

「もう…大輔の事、大って、呼んでるのね、ありがと、楓さん。私も嬉しい。」
「亜…紀…さん。」



「素敵な友達ね~!」


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「大輔の彼女ね…。」

  1. 2016/02/11(木) 06:57:42_
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「鈍感…って…???」
ブツブツと言いながら智志と一緒にシートを丸めて、
後片付けをして後に向かう慎二と智志。

楓と大輔を先頭に人混みの中を…。
そして、女の子の左肩をトントンと叩く楓。

肩を叩かれ左後ろを振り向く女性。
「あ~あ。」
と、ニッコリとした顔をして。


「花火…、綺麗だね。」
と、楓、ニコニコしながら。

「えっ…、あぁ…、うん、凄く綺麗。」
と、女の子。杖を上手に使いながら。

「私、橘楓。」
「えっ…たちばな…かえで…さん???あの…大輔とおな…えっ…???」

「うん、同じ苗字だけど、漢字一つの橘。」
「あ…あ…、そうなの…。そう…か。」

「東京に引っ越してきて、初めての友達。」
と、楓の傍で大輔。
「あっ、楓、紹介するね、この子…、坂崎亜紀。…亜紀、この人…橘楓さん。そして…こっちが…。」

大輔の言葉の途中から、
「初めまして、坂崎亜紀と申します。こんにちは、大輔の彼女ね、楓さん。」
と、亜紀。


「えっ、えっ…、あの…。」
と、その亜紀の言葉にいきなり赤くなる楓。

「おいおい、亜紀~!」
と、大輔。

「はは…、赤くなった。楓さん、大輔の事…、よろしく…。」
と、亜紀。

「あ…あ…、はい…。分かりました。」
と、小さな声で楓…、何故かしら…かしこまった恰好で…。

「参ったなこりゃ…。」
と、大輔。

「何言ってんの、見りゃ分かるでしょ。ふふ…。」
と、亜紀。

「…と、そんなカップルの友達の朱実で~す。」
と、楓の左側から顔だけの朱実。

「そして陽子で~す。」

そして大輔の右側から、
「俺…慎二。」
「…で、最後に俺…、智志です。」



「大輔の彼女ね…。」


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「あと…2年…。」

  1. 2016/02/10(水) 11:05:31_
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「あっ、こっち見て、手~降ってくれてる。」
と、楓と陽子。

「うん。どうやら俺たちの事、分かったみたいだ。」
と、大輔。

「可愛いだろ、彼女。」
「…って~おい、大!!!」
と、慎二。

「あっ、はは、ごめん、ごめん。…実は…彼女…、あと…2年…生きられるかどうか…。」

その大輔の言葉を聞いた瞬間、5人揃って…、
「えっ…!!!」

「心臓…悪いんだ。」

「心…臓…。」
と、小さな声で楓。

「ほら…、良く見ると彼女、右手で…杖…。」
「あっ…、ほんとだ…。」

右手で杖、そしてその隣に男性。
「隣にいるのが彼女の兄さんだ。俺と同い年。生きている内に、自然に囲まれた、そして綺麗な花火見せたくって、ここに来たんだって。」

「そう…だったんだ。」
と、陽子。

「彼女、本当は来年、高校生になるんだ。」
「本当は…って…???」

「彼女、頭…良いんだけど…、でも…身体…無理…だって…。」
思い出したのか、今度は、大輔の声が…。

「大…。」
「だ…い…ちゃん。」
と、慎二と陽子。

その時、いきなりその場を立ち上がる楓。
花火大会は終盤に差し掛かっていた。

「えっ???」
「はっ…???」
「何…???」
「どしたの…かえ…???」

その場を立ち上がり、後ろを振り向いて、目を赤くしながら楓、
大輔の顔を見て赤い目のままニッコリと笑って、今度は大輔の右手を握り、
「大、いらっしゃい。」
「えっ…???」
と、大輔。

「えっ…???大ちゃんから…今度は大…かよ。」
と、慎二。

「そっか、ふふ…。」
と、朱実と陽子。
「んじゃ、私たちも…、付き合いましょか。」

「えっ…???おいおい、どこ行くんだよぉ???」
と、慎二、智志を見ながら…。智志も…、
「さぁ…???」

朱実と陽子、
「この鈍感。」



「あと…2年…。」


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少しの間、声の出ない5人。

  1. 2016/02/09(火) 05:16:36_
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「ん…???なんだあれ…???おい、智志あれ!!!」
と、5人から右の方角に指だけ向ける慎二。

「えっ…???あっ、あれ…大…か…???しかも…隣に女性…???だれ…???」

5人の目がその姿に集中している内に楓だけが顔を前に戻して…、
「はぁ~綺麗~!…んん…。」
と、少し、口のものを飲み込んだ感じで…。

隣の陽子が…、
「楓…。」


「はは…綺麗、綺麗。」

朱実も…、
「か…えで…。」


「おい…智志~。」
と、慎二。

「ん…ん~!」

陽子、
「大ちゃんには…この事、内緒よ。」
「あ…、あぁ…。」
と、智志と慎二。

そして、静かに…、少しだけ鼻水を啜る楓。
「はは…良いねぇ~やっぱり花火…。」


少しの間、声の出ない5人、頭の上の花火を観ながら…。

さりげなく自分の鼻の下を右手で拭い、そして左手で両目の下を拭う楓。

「楓…。」
と、言いながら、自分の右手を楓の左手の上に、
そして右肩を楓の左肩に寄せる陽子。

「…ん…???ははは…。」
と、楓。




「ふ~~悪い、悪い、遅くなっちゃって…ごめんね。」
と、5人の中に入ってくる大輔。

「だ…大…、おま…。」
と、慎二。

「お…おぅ…、遅かったな…。」
と、智志。

「ごめん、ごめん、余りに偶然に、知り合い、見掛けちゃったもんだからさ。」
と、大輔…。

「知り合い…???」
と、智志。

「うん。いわゆる、俺の…幼馴染だ。ちっちゃいときから一緒の…。」

その大輔の言葉を聞いた瞬間に…、
「えっ…???」
と、楓と陽子…。


「お…さ…な…なじみ…???」
と、智志。

「ん~そう…。ほら…あそこ。」
そうやって大輔が指を差す方向、
5人が5人共さっき見た女の子が自分たちを見て小さく手を振っている。
そしてお辞儀をしている。


「あの子が…。」
と、楓。



少しの間、声の出ない5人。


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浮きあがった観衆の姿の中…。

  1. 2016/02/08(月) 18:26:20_
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5人から離れてトイレに向かい、
その後の大輔。5人の場所に向かいながらも、
ゆっくりと花火を観ながら、
「やっぱりいいや…こういう場所のは…。」

そう言いながら周囲を見回して夜の湖を見ていると、
5人の場所からさほど離れていない場所に
「えっ…、うそだろ!!!」

自然に大輔の足は目に飛び込んできた場所に向けられていた。

そして…数分後…。
「あっれ~大のヤツ…、遅っせ~な~!トイレ行ったんだろ???」
と、慎二。

「…ん…、うん。」
と、智志。

「名前からして…、もしかして大っきい方…???」
「あほか、バカ。」
と、朱実。

「その内、戻ってくるんじゃないの…。また何か、買ってたりして…。あっ、これ…旨そう~なんて…。」

「うわっ、凄いこれこれ、へぇ~凄いダイナミックね、これって~!」
と、陽子。

花火の音が轟く中で、しかもその花火の明るさで周りの観衆の姿が浮き上がる。
その時、
「凄い明るい~!」
と、楓。浮きあがった観衆の姿の中に、
「えっ…なにあれ…???へっ…大…ちゃ…。なんであんなところに…???へっ…、隣に…だれ…あの…ひ。」

楓の顔の向いている方向に違和感を感じた陽子が…、
「楓…、何、どこ見てんの…???ん…???」
と、陽子も楓の向いている方向に目を走らせると…、
「えっ…なんで…???…で、誰…あの人…???」

朱実も、
「何々…どしたのよ陽子、楓…???」

女子3人が見たそれが、笑顔で花火を観ている大輔の姿、
そしてその右隣にはひとりの女性。
「うっそ…!!!」
と、朱実。

「誰よあれ…???」
と、陽子。

楓、
「……。」

しかも、その女性の耳元に口を近づけて話をする大輔の姿。

慎二、
「何…どこ見てんの???」



浮きあがった観衆の姿の中…。


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「…だけじゃないぞ~ほい、これ。」

  1. 2016/02/07(日) 06:24:40_
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旅館での美味しい料理を堪能して、各々浴衣姿で玄関へ。

「行ってらっしゃい。」
と、玄関先で西川。

「行ってきま~す。」
と、面々。

既に、花火を見ようとあちこちに見物客。
適当に歩きながらも、その内に、
「ヒュ~、パパパンパン、サァ~!」

「うわ~来た~綺麗~!」
と、朱美。

「ねね、この辺良くない???」
と、陽子。

「ホイさ、では…と。」
準備していたシートを敷く慎二。

各々湖上に打ち上がる花火を堪能。


「ほれ。」
と、いきなり智志が楓と陽子の後ろから頭越しに目の前に缶ジュース。

「おっと、びっくりした~サ~ンキュ智志~!」
と、楓。

「ん~~、…だけじゃないぞ~ほい、これ。」
と、今度は女性陣の前に、大輔。

「うわっ、これって…。」
と、楓。

「群馬名物、焼きまんじゅうだ~!」
「すご~美味しそう~!」

「…だろ!!!」
「大ちゃ~ん、サンキュ~ありがとう~!」
と、女性陣。


「…んふ…、おい…しい…。」
と、陽子。

「はぁ~綺麗~!このまま…一晩中…観ていたいな~!」
と、楓。

「誰と…???」
意地悪な目をして朱実。

「こんにゃろ。」
「きゃ~はっはっは。」


「でも…、本当に綺麗よね~うん。」
と、陽子。

6人の周りにも、同じように飲んで食べている観光客のような人たち。
中には立ちっぱなしで観ている人たちもいる。

「さすがに人…多くなってきたよな~!」
と、智志。

「うん。結構いるよね。あっと、俺…ちょい、トイレ。」
と、大輔。

「迷子になるなよ。」
と、智志。

「はは…大丈夫だって。」



「明日は…東京か~!帰るんだね。」
と、朱実。

「もう…ちょっと…いたいよね。」
と、陽子。

「うん。」
と、花火を観ながらも辺りを見渡して楓…。
「あれ…大…ちゃ…んは…???」



「…だけじゃないぞ~ほい、これ。」


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「素敵な場所だもん。」

  1. 2016/02/06(土) 18:34:01_
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「なんだか、完璧に慣れてきたんじゃない、あなたたち???」
と、笑顔で千。
「若いってのは、いいねゃ、覚えが早くって。」

「ははは、まっ、体も…一応は…頑丈に出来てるからね~俺ら。」
と、慎二。

「今日は、夕方から花火だからね、また楽しんでらっしゃい。」
と、岡。

「自然の中での花火。しかも、湖上花火だから、東京の花火とはちょっと趣き、違うと思うよ。」
「そうみたいですよね。」
と、大輔。

「そもそもかつては、何年も続いた花火大会だったけど、そりゃ県内外からもたくさん集まって盛大でね。」
「ふ~ん。」
と、陽子。

「でも、ある時、市町村の合併で、中止になっちゃったのよ。」

「祭りの実行委員会もそれと同時に解散。…でも、それじゃあまずいってんで、地域住民みんなで結集してね、温泉と地域住民の将来のために、復活。…と、言う事になったのよ。」
と、千。

「素敵な場所だもん。失くしたくないよね、地域住民の将来、そして何より、希望だよね。」
と、楓。

「良い事言うね、楓ちゃん。」
「へへ…。」
と、舌を出す楓。


「さっ、今日ももう少し、一踏ん張りだよ。お願いね。」
一同、
「はい!!!」



「ちょっと…女将さんお願い出来るかな???」
と、傍にいた中居を呼ぶ、旅館のロビーで新聞を読んでいた初老の男性。

「は…、はい、少しお待ちください。」


「お待たせしました、女将の児玉と申します。」
「あっ、いやいや、女将、忙しいところ、呼び出して申し訳なかった。実は…。」

「はい。」



「お疲れさん、食事して行ってらっしゃい花火。」
と、千。
「は~い。」
と、一同。

「うわっ、今日も凄~いご馳走~最高~!」
と、朱実。



「素敵な場所だもん。」


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「呼ぶわけないでしょ。」

  1. 2016/02/05(金) 06:09:04_
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「おはようございま~す。」
と、一同。

「はい、おはよう。」
と、ニコニコ顔の千。

「ゆっくり寝れた~???」
と、岡。中居の中でも一番若輩の酒井が、
「昨日の盆踊り…楽しかったようね。番頭さんに聞いちゃった。」

「うん。もうすんごく楽しかった。お蔭様で~!」
と、ニコニコ笑顔の陽子。そして楓も朱実も笑顔で…。

「よっしゃ~今日も頑張りますか。」
と、先を立って慎二。

宴会場に朝食の準備、そして客間の仕事。テキパキと動く6人。
そんな中で自然と、大輔のメンバーの名前を苗字ではなく、
下の名前で呼ぶようになり、他のメンバーにもやんわりと、
それが自然となっていた。

逆に下の名前で呼ばれる度に、自然メンバーも笑顔で応えていた。
それと同時に不思議な事に、大輔の事も、橘樹君ではなく、
「大ちゃん」に定着して行った。



「いいよね、大ちゃんの方が…。」
と、朱実。昼食を食べながら。
「気さくで~。」

「うん、いい感じ。呼びやすい。」
と、陽子。楓だけは…何とも…ほんのりと…紅く…。

そんな女子を上目目線で見る慎二。

「ば~か、誰が何々…、慎ちゃ~ん、なんて、呼ぶわけないでしょ。」
と、朱実。

その朱実の言葉に、いきなり吹き出す面々。
「ちょっと~笑わせないでよ~!」
と、楓。

「んもう~やばいやばい、食べたもの…出しちゃうよ。」
と、陽子。

智志は智志で一生懸命に口を押えて。
椅子から起き上がった大輔、
「ひぇ~やべぇやべぇ~!口から漏れてないよな俺…???」


「えっ…、何…???そんなに受けた…???」
と、朱実。

面々…、
「って~~おい!!!」

「かかか。」



「呼ぶわけないでしょ。」


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「俺も…誰かに…。」

  1. 2016/02/04(木) 11:35:39_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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「しっかしね~!あの橘樹くんが、楓の事…、そのまんまで呼んだからね~ははは。」
と、陽子。

「そそ、私も驚いた、今まであんまり人の名前…、呼んでなかったように思うんだけど…。」
と、朱実。

「ん~~。私も…。分かんない。」
と、変顔して楓。そして朱実も陽子も、
「おい!!!」



「どっひゃ~~だ…、だ…、だい…ちゃん…。そう言ったの楓…、あの…楓が…???」
と、慎二。

「ん…、あ、あ~、そう言われた。」
と、大輔。

「か~~。俺も…誰かに、慎ちゃ~ん…なんて、呼ばれてみてぃよな~!」
「じゃ~呼んでやろうか???」
と、智志と大輔。

「や…や…、やめろよ…気持ち悪ぃ。」

そう言って顔を枕で隠す慎二に、思いっ切り…、智志と大輔が、
「慎ちゃ~~ん!!!はははは。」

そして隣の女子の部屋から、
「うるっさい、男子!!!」
と、いきなり朱実の声が壁伝いに。

その声に応えるかのように、
「クァ~!」
「ガ~~」
「グゥ~!」

そして…、また女子の部屋から…、
「いびき、おっきい!!!」



そして翌日。
「楓~行くよ~早く~!」
と、陽子。

「ん~もう少…、えっ…!!!!今何時よ???」
「だ~いじょうぶよ~。まだ私たちも起きたばっかだから~。」

「やばい、やばい、寝過ごすとこだった。」
「ってか、やっぱりあんたは…さすがだよ、その寝坊助癖は。」

「んもう~これだけは…ね。どうしようもない。」
「アラーム…、聞こえなかったの…???」
と、陽子。

「ハハハ…面目ない…。」
「ささ、男子も起きたようよ。行こ。」


「イェ~イ、最高の天気だね~!」
と、男子の部屋、窓の方から慎二の声。

「あのバッカ~!」
と、急いで部屋の窓に駆けて朱実、窓開けて、
「このバカ、お客さん起きちゃうでしょ。」



「俺も…誰かに…。」


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ボソッと大輔。

  1. 2016/02/03(水) 06:18:08_
  2. 旅行、ホテル、旅館、温泉
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そんな智志の言葉に一瞬陽子が「ドキン!!」
そのまま智志の顔を見て、またステージの方に顔を向ける。



「結~局、収穫は陽子のぬいぐるみだけか~!」
と、慎二。

「な~に言ってんのよ~たったの1回で、私から負けたくせに~。」
と、朱実。
「はは…いや…、まぁ…ね。俺…じゃんけん弱ぇから…。」
「ば~か。」

「はは…、なら俺もそうだ…俺も1回で陽子に負けたからな。」
と、智志。
「そうそう…、男子じゃんけん弱い~!」
笑いながら歩く陽子。

そして6人、歩きながら、
「でも、楓…、じゃんけん強いな~!」
と、ボソッと大輔。

「えっ!!!」
と、楓。

そして、そんな大輔の声を聞いた面々も、
「えっ!!!」

その瞬間、陽子が「クスッ。」
そして、智志も夏の夜空を見上げて。

そして、朱実が陽子に、
「ねね、今…橘君、楓の名前…???」
と、耳打ち。陽子が、そう言う朱実に人差し指一本、口元で立てて…。
「えっ…何…それ…???」



「え―――ッ、それってマジで…???」
部屋に帰ってジュースを飲みながらの朱実。
「だ…だ、だいちゃん…ってが…!!!」

「言っちゃったんだよね、楓。」

「ん…まぁ…、言っちゃったものは…ねぇ…。」
と、楓。


「ぅえら゛~い楓。やるじゃん。それでこそ私たちの楓よ。」
と、朱実。

「な…、なによ、その大袈裟なパフォーマンス。かかか。」
陽子。

「ん…???だって、楓にも彼氏…で~きた。ってね~!」
と、朱実。

「おいおい、何で…そこに持ってく…???」
と、楓。

「だってさ~私だって…彼氏…欲しいじゃない。」
ブスっとした顔で朱実。



ボソッと大輔。


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「良いよ、大ちゃんで…。」

  1. 2016/02/02(火) 18:46:05_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
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自分の言葉に、自分で驚いて楓。ほんのりと赤くなって、
「あっ、いや…、あの…私…。何…???」
「ははは…良いよ、大ちゃんで…。」
と、大輔。

そんな楓と大輔を見て陽子、「くすっ」と笑って、
「か~え~で~っ!」

そして智志も大輔の肩を叩いて、
「はは…、大ちゃんか。ん~!いいじゃん、いいじゃん。」

少し離れて朱実と慎二、朱実が、
「そうじゃない~こうでしょ。」
と。

「こ…、こう…???」
「…ん~まっ、いっか。」



「橘樹くん…、私…。ごめん。」
と、楓…、踊りながら…。
「いいよ、いいよ、OKだ、楓。」
「あっ。……うん。」

そして、楓が前を振り向いた途端に、
体を後ろにずらした智志の肩に頭がごっつん。
「あ~ごめん、楓~!」
と、智志。

その拍子に楓が、よろめいて後ろに倒れかけようとしたところに、
「おぅ~っと。」
と、楓の両肩を抱いた感じになった大輔。

「ははは…また倒れるかと思ったよ。」
と、大輔。

「…ごめ~ん。」



「よっ、上手いぞ若いの。」
と、いきなり近くから声。

その声の方向にそれぞれが顔を向ければ、
6人の踊りを見ていた西谷、
ニコニコしながら6人に声援を掛けていたのだった。

「わぁ~西谷さ~ん。」
と、面々。



盆踊りが終わった後は、ステージに飾られた様々な賞品を掛けた、
参加者全員による「じゃんけん大会」

そこでは残念ながら男子は完敗。
女子は、何とか陽子だけが地元のゆるキャラの可愛いぬいぐるみをゲット。

「きゃ~かっわいい~!ほらほらこれ…。いいでしょ~!」
と、5人の中にステージから戻ってきて、
自然に智志の隣に、そして智志に、
「ほら!」
と、にこにこして。

「ん~良いね、陽子みたい。」



「良いよ、大ちゃんで…。」


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