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“THMIS mama”~お洒落の小部屋~

読んで楽しや、見て楽しい♪お洒落の小部屋が綴る、ユーモアたっぷりに、笑って過ごせる「生活応援情報」ダイエット・エステ・ファッション・社会・ビジネスと、トコトン学んで笑って“ハイ!スマイル~~♪

「ここず~~っと、顔見せてないけど…。」

  1. 2023/01/28(土) 06:44:47_
  2. 友達、恋人、恋愛、結婚、家庭生活
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
 そして、亮輔と一緒に入ってきた女性にもルシア、
「あ~ら、いらっしゃい。」
と、ニッコリ。

女性も笑顔で、
「こんばんは~~。」

そして亮輔、カウンターに。瞬間、
「おっと~~~。藪さん。いたんだ~~。ここず~~っと、顔見せてないけど…。」

そんな亮輔に、藪と呼ばれた男性、
「おほ~~。なんだ亮輔~~。久しぶり~~。」
そして亮輔の隣の女性を見て、
「ん~~~???…彼女か…???」

その声に亮輔、
「えへ…???」
隣を見て、顔をチョコンと…。そして顔を傾げて、
「…ん…。まぁ…、そんな…感じ…???」
そして亮輔、
「マスター、いつもの。」

肇、亮輔を見てニッコリと、
「いらっしゃいませ。はい。畏まりました。」

亮輔、後ろのボックス席をサラリと一周して、
「ふ~~ん。」
そして、
「藪さん、仕事、順調…???」

その声に、
「順調…、どころじゃない…。」

「はっ…???」
「貧乏暇なし。」

「眠る時間も削られてるみたいですよ。」
肇。

「うっそ~~~。凄ぇな~~。さすがは精神科医。」

その声に亮輔の隣の女性、
「えっ…???…その人もお医者さん???」

その声に藪と呼ばれた男性、
「ははははは。おやおや、途端に食らいつきましたね~~。」

亮輔も、女性を見て、顔を凹ませて、
「やれやれ…。」

女性、ぶすりとした顔で、
「…だって…。お医者さん、憧れるんだもん。」

肇、亮輔にジントニックを。そして女性にはレモンハイを。

女性、
「ありがとう~~。」

亮輔、
「では、藪さん。」

藪、
「乾杯と行きますか。」

共にグラスをカチン。

亮輔の隣の女性、
「ねね、精神科医って、なんか…、恐くない…???」

その声に亮輔、
「何…???」

そんな女性の、「精神科医って、なんか、恐くない。」の声に、いきなり藪と呼ばれた男性、
「かかかかかか。」

亮輔、
「あのなぁ~~。」

藪、そんな女性に、いきなり亮輔の前に体を…。
「わたくし、藪岡海路(やぶおかかいじ)と申します。新宿の、蔵廉(くらかど)大学附属病院。そこの精神科に勤務しております。並びに心理療法士。そして…。」
そこまで言って藪岡、
「カウンセラーも行っております。以後、お見知りおきを~~。」

その声に瞬間、女性、目を真ん丸にして、
「うそ。すっご~~い。あ、あの…、新宿の…、蔵廉大学付属って、滅茶苦茶凄い病院じゃん。」

亮輔、
「えっ…???…阿須賀、蔵廉、知ってんの…???」

「うん。前に一度、私の従妹が病気になって、難しい手術したんだけど~~。成功して治って、今、元気にしてるぅ~~。私も何度かお見舞いに行ったけど…。凄い病院。ホテルみたい。」

いきなり藪岡、
「かかかかか。ホテルは良かったな~~。…まっ。確かに、図体はデカいよな。」

亮輔、顔を歪ませて、
「いやいやいや。図体って…。自分の勤務している病院。」
そして亮輔、何気に店の左奥からず~~っと目線を流して…。今度は店の右端に…。
瞬間、飲んでた途中で、
「ぶっ!!!」

藪岡、
「…ん…???」

亮輔、また顔を歪めて、
「…うそ…。」

女性、ゆらりと顔を亮輔に、
「どうしたの…???」

いきなり亮輔、
「おぃおぃおぃおぃ。いるじゃん、いるじゃん。」
カウンターの一番端の席で、ビールとスナックを食べている女性を見て、
「なんだよ、なんだよ、いるじゃん。」

するとカウンターの中の肇、
「う~~ん…???」
藪岡を見て…。

藪岡も顔を傾げて…。

亮輔、その端の女性に、
「君~~。君~~。」

何かしら自分を呼ばれたような気がして陽織、顔を上げて、口を窄めて右左。
そして、確かに声のする方に…。
「えっ…???」
すると自分を笑顔で見てくれている男性に、こちらも笑顔で、チョコンと頭を…。

亮輔、
「なんだよ、や~~っばり、あの子じゃ~~ん。」

隣の女性も端の女性を見て、
「あ~~~。」

亮輔、女性に、
「だろ…。」

「うんうんうん。確かに。あの子だ。いやいやいや。全然服装は違うけど…。へぇ~~~。」

ルシア、
「え~~???…亮輔~~。彼女、知ってるんだ~~。」

その声に亮輔、
「うん。ウチの大学の生徒。」

その声にルシア、肇、そして藪岡も、
「はっ???」

「…けど…。」
亮輔、
「多分…。」
カウンターに左肘を突いて、左手で顎を撫でながら、
「もしかしたら…。俺の…後輩…???…で…???」
隣の女性を見て、
「阿須賀の…、1年…先輩…???」

女性、両眉の先を吊り上げて、
「ん~~。見た事…、ないけど…。」

ルシア、
「何々。亮輔の大学の~~。」

藪岡も、
「へぇ~~~。」

亮輔、
「うん。」
けれども、そこまで言って、今度は顔を凹ませて、
「…なんだ…、けど~~。」

ルシア、藪岡、亮輔を見て、
「…なんだ…けど…???」

亮輔、顔を傾げて、
「どうも…、変なんだよな~~。」
目は空を見て。

ルシアと藪岡、
「何が…???」

「確かに。前も…、ここで彼女、見た事、ある。」

肇、
「まぁ~~。2週間程前からだから…、陽織ちゃん。」








LIBRA~リブラ~   vol,028   「ここず~~っと、顔見せてないけど…。」

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